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タフネス性能を強化したセパレート型コンパクトデジカメ「カシオ EXILIM EX-FR100」

カシオ計算機は、デジタルカメラシリーズEXILIM(エクシリム)の新ジャンルとしてアウトドアに特化した Outdoor Recorder(アウトドアレコーダー)「EX-FR100」の新製品発表会を東京・昭島のモリパーク アウトドアビレッジで2015年11月19日(木)に開催した。

 

会場に展示されたカシオEX-FR100。3色展開で、価格はオープン価格(参考価格:税別 55,500円)。2015年12月11日に発売される。

 

この「EX-FR100」は、2014年9月に同社が発売した「EX-FR10」の流れを汲むモデルで、カメラ部とコントローラー部が分離でき、多彩な撮影が楽しめるのが特徴となっている。この「EX-FR100」はさらにタフネス設計で、耐衝撃・耐低温・防水・防塵性能を備えており、キャンプなどアウトドアで活用することを念頭に開発されている。カラーバリエーションはブラック、イエロー、ホワイトの3色で展開される。

さらに特徴的なのはレンズ。単焦点の超広角16mmF2.8(35mm判換算)を採用し、雄大な風景と人物をバランスよく撮影できる。なお、前モデルの「EX-FR10」は35mm判換算で21mmのレンズを搭載していたので、さらに広角側に強い仕様となっている。

また、カシオが得意としている30コマ/秒の超高速連写性能も、この「EX-FR100」には搭載されているのが魅力だ。このほか、ハンズフリーで静止画と動画を織り交ぜながら自動撮影が可能なインターバル撮影機能や、動画撮影時の手ブレ補正機能を強化するなど、よりアクティブな撮影シーンを想定したカメラとなっている。さらに、画像解析を用いた「ハイライトムービー」作成機能で制作したダイジェストムービーは、後述の専用アプリでシェアすることもできる。

撮像素子は有効1020万画素の1/2.3型CMOSセンサー。市販の三脚へ取り付けるための三脚ナットやカラビナストラップなどが同梱される。また、専用アプリ「EXILIM Connect」を利用したエクシリム オートトランスファー機能により、撮影した画像を自動でスマートフォンに転送することで、撮影した写真やハイライトムービーのSNSへの投稿、友達との共有も可能となっている。

 


製品に同梱される付属品「カラビナストラップ」。バッグやベルトに付けてもオシャレだ。

 


新製品発表会の会場はモリパーク アウトドアビレッジ。「EX-FR100」の活躍シーンに合わせ、キャンプや登山、モトクロスなど、屋外でタフに使うシーンを会場に再現していた。なお、この専用自撮り棒「EAM-4」(税別8,000円)もオプションで発売される。

 


このように自転車用ヘルメットにカメラ部を付け、走りながら撮影するといった楽しみ方も面白いだろう。活躍の場が広そうなカメラだ

主な仕様

カラー イエロー、ブラック、ホワイト
有効画素数 1020万画素
撮像素子 1/2.3型 CMOSセンサー(裏面照射型)
レンズ [焦点距離]2.87mm(35mm判換算 16mm相当) [F値]F2.8
画像モニター [コントローラー]3.0型 921,600ドット TFTカラー液晶モニター(静電容量式タッチパネル)
記録媒体 microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード
サイズ [カメラ]直径φ60.9×奥行き33.3mm(ヒンジを除く) [コントローラー]幅59.2×高さ86.7×奥行き19.4mm [合体時]幅60.9×高さ154.8×奥き38.7mm(ヒンジを含む)
質量 [カメラ]約76g(ヒンジを除く/メモリカードを含む) [コントローラー]約103g [合体時]約214g(ヒンジ、メモリカードを含む)
付属品 コントローラー EX-FR100CT、ヒンジユニット、三脚ナット、カラビナストラップ、USB-ACアダプター AD-C54UJ、マイクロUSBケーブル ほか

 

 

〈写真・文〉水澤 敬