富士フイルム X-T2とX-H1の最新ファームウェア公開 ─ X-T2は前バージョンの不具合も修正

ミラーレスカメラ「富士フイルム X-T2」「富士フイルム X-H1」の最新ファームウェアが、2018年6月13日（水）に公開された。機能追加と操作性向上が盛り込まれている。X-T2については、前バージョンで発生した問題も修正された。

FUJIFILM X-T2 ファームウェア Ver.4.10

■変更内容

1. フォーカスブラケット機能追加。
2. シネマレンズ「フジノンレンズ MKX18-55mmT2.9」「フジノンレンズ MKX50-135mmT2.9」に対応。
3. 撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定。
4. F-Log SDカード記録に対応。
5. FULL HDハイスピード撮影に対応。
6. 像面位相差AF性能の向上。
7. フリッカー低減機能追加。
8. カメラ設定の保存・読み出し機能にカスタム登録/編集の設定内容を追加。
9. Ver.4.00で発生した以下の問題を修正
   • ファームウエアVer.4.00以前のX-T2で撮影したRAWファイルデータを、ファームウエアをVer.4.00にアップデートした後にカメラ内RAW現像もしくは「FUJIFILM X RAW STUDIO」を使ってRAW現像を行った際に正常にRAW現像ができない問題。
   • 特定の撮影条件において、レリーズ半押し時のスルー画像が明滅する場合がある。
   • 高速連写時などでまれにハングアップする場合がある。

ダウンロードはこちらから。
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/finepix/xt2firmware/download001.html

FUJIFILM X-H1 ファームウェア Ver.1.10

■変更内容

1. フォーカスブラケット機能追加。
2. シネマレンズ「フジノンレンズ MKX18-55mmT2.9」「フジノンレンズ MKX50-135mmT2.9」に対応。
3. 撮影モード時の情報表示内容の拡大表示とカスタマイズ設定。
4. 動画撮影中の像面位相差AF性能の向上。
5. 静止画撮影時の像面位相差AFの機能拡張。
6. スマートフォン・タブレット端末専用アプリケーション「FUJIFILM Camera Remote」を介した機能強化。
7. 手ブレ防止モードのFnボタン割り当て追加。
8. カメラ設定の保存・読み出し機能にカスタム登録/編集の設定内容を追加。

ダウンロードはこちらから。
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/finepix/xh1firmware/download001.html

なお、6月中に公開を予定していた「GFX 50S」「X-Pro2」の最新ファームウェアは、公開時期が7月に延期された。