ライカカメラが、「ライカ M10」「ライカ Q」「ライカ CL」「ライカ TL2」「ライカ T/TL」の最新ファームウェアを発表した。いずれも、さまざまな機能の追加と改善が盛り込まれている。
主な変更内容は下記のとおり。
■ライカ M10 ファームウェアVer.2.4.5.0
- 画像削除時のユーザーインターフェースを変更。
- 最長露光時間を延長。ISO100もしくは200に設定時、最長4分のバルブ撮影が可能。
- 3コマ/秒の「低速コンティニュアス」をドライブモードに追加。
- [お気に入り]メニューに “プロファイル読み込み” の設定を追加。
- EXIF情報に撮影時の絞り値を記録。
- カメラメニューの「カスタマイズ」から背面LEDの点滅を無効化できる。
- ダイナミックレンジを最大限に活用するため、ISOオート時のベース感度をISO200に変更。
■ライカ Q ファームウェアVer.3.0
- カメラメニューの冒頭に最大15個の項目を登録可能。
- カメラを操作後10秒でオートパワーオフするモードを追加。
- FNボタンに割り当てられる項目数の選択肢が増加。
- ユーザープロファイルをSDメモリーカードにインポート、エクスポート可能。
- 光学式手ブレ補正が1/60秒以下のシャッタースピードでのみonになるモードを追加。
- EVFとLCDの切り替えをFNボタンに割り当て可能。
- 全てのシャッター速度で電子シャッターを使用するモードを追加。
- カメラのDNGファイル処理速度が向上。
- カメラの電源を入れ直しても1点測距AFの測距点を保持。
- カメラがオートパワーオフしてもセルフタイマーの設定を保持。
- マニュアル[M]モード時、露出プレビューをオフにすることが可能。
■ライカ CL ファームウェアVer.2.0
- [P][S][A][M]の撮影モードで設定ダイヤル(左)(右)の機能を入れ替え可能。
- 設定ダイヤルボタン(左)の長押しで、すべてのボタンとダイヤルをロック可能。
※メインスイッチ、シャッターレリーズボタン、設定ダイヤルボタン(左)を除く。 - カメラを操作後10秒でオートパワーオフするモードを追加。
- タッチAF設定時、電子ビューファインダー使用中は十字キーでAFエリアを移動可能。
■ライカ TL2 ファームウェアVer.1.4
- 液晶モニター、電子ビューファインダーの画像出力先を LCD / オート / EVFアドヴァンスド / EVF から選択可能。
- 設定ダイヤル(左)に割り当てられる6つのショートカットを下記13項目から選択可能。
(1)ISO (2)露出補正 (3)ホワイトバランス (4)フォーカスモード (5)セルフタイマー (6)ユーザープロファイル (7)記録形式 (8)1コマ撮影 (9)AF モード (10)フォーカスエイド (11)測光モード (12)フィルムモード (13)フラッシュモード - FNボタンの機能を下記6項目から選択選択可能。
(1)動画 (2)再生モード (3)露出補正 (4)ISO (5)ユーザープロファイル (6)MENU(My Camera) - 全てのシャッター速度で電子シャッターを使用するモードを追加。
- AFモードに設定されているときでも、一時的なマニュアルフォーカス使用にはフォーカスピーキングを表示。
- Mレンズ/Rレンズ使用時にもフォーカスピーキングを表示。
- 動画撮影時、設定ダイヤル(左)で露出補正が可能。
- 画像再生時、電子ビューファインダー内の画像でも拡大表示可能。
- 画像再生のお気に入り設定時、設定ダイヤル(右)で画像のズーミングが可能。
- 動画モードを 4K 30fps / FHD 30fps/ FHD 60fps/ HD 60fps/ SLOMO 120fps に拡張。
- ライカTLレンズ使用時の色収差補正を改善。
- AFc(コンティニュアスAF)時のAFスピードとフォーカス精度を向上。
■ライカ T/TL ファームウェアVer.1.8 / Ver.2.3
- カメラとスマートフォンアプリとのペアリングプロセスの見直し。
- ライカTLレンズ使用時の色収差補正を改善。
- 「ライカ エルマリートTL f2.8/18mm ASPH.」のファームウェアをアップデート。
ファームウェアのダウンロードはライカカスタマーサイトから。
https://owners.leica-camera.com/home/