ワンショットで全天球イメージを撮影できる360°カメラ RICOH THETA（リコー シータ）の最上位機種「RICOH THETA V」が、2017年9月15日（金）に発売される。動画性能が大幅にアップし、360°の4K動画撮影やVR対応の360°空間音声記録が可能になった。臨場感のある360°動画が撮影できる。価格はオープンで、リコーイメージングオンラインストア直販価格は56,700円（税込）。
RICOH THETAシリーズは、ワンシャッターで撮影者を取り囲む360°の全天球画像を撮影可能。2つの撮像素子と2つの魚眼レンズによって得られた2枚の画像を本体内で画像処理することで、1枚の全天球画像を生成する。動画撮影にも対応し、撮影した静止画や動画を専用Webサイト「theta360.com」へアップロードして各種SNSで共有したり、YouTubeやSNSへ投稿して楽しめる。「RICOH THETA V」では、対応するディスプレイでのワイヤレス再生も可能。THETA V をリモコンとして使用できる。
■高精細な360°静止画がオートで撮影可能
有効1200万画素の1/2.3型センサーを2つ搭載し、約1400万画素相当の360°画像が撮影できる。THETA V は露出精度やホワイトバランスのアルゴリズムを一新。オートでも正確で自然な描写が可能だ。
■映像も音声も360°の4K動画
4Kサイズ相当（3840×1920/30fps）の360°動画撮影が可能。360°空間音声記録に対応した内蔵4chマイクで全方位の音声を記録し、映像と音声がリンクした臨場感のある360°動画にできる。4K 360°ライブストリーミング出力にも対応する。
■Bluetoothでスマホと常時接続
無線LANに加えてBluetoothも搭載し、スマートフォンとの常時接続が可能。無線LAN環境のない状態でもBluetoothでスマートフォンからリモート撮影や撮影設定ができる。無線LAN接続時はスマートフォン上でのライブビュー表示や画像転送なども可能になる。データ転送速度は、静止画/動画とも「RICOH THETA S」の最大約2.5倍に高速化した。
■アクセサリー
音楽演奏の撮影に適した3Dマイク「3Dマイクロフォン TA-1」（オープン価格）も同時発売予定。水深30ｍまでの水中撮影が可能になる「水中ハウジングケース TW-1」（オープン価格）は2017年11月24日発売予定。
■主な仕様
カラー メタリックグレー
撮像素子 1/2.3型 ×2
レンズ構成 6群7枚
F値 F2.0
ISO感度 ［静止画］ISO 64～1600 ［動画］ISO 64～6400
最短撮影距離 約10cm
画像ファイル形式 ［静止画］JPEG ［動画］MP4
記録媒体 内蔵メモリー 約19GB
外部インターフェース microUSB（USB2.0対応）、MIC端子
サイズ（幅×高さ×奥行き） 45.2×130.6×22.9mm（レンズ部を除く奥行き 17.9mm）
質量 約121ｇ
付属品 USBケーブル、専用ケース