ニッシンジャパンは、電波式ワイヤレスTTL「NAS」対応、最大GN80の大光量グリップタイプストロボ「MG10」を発売する。
スピードライト「MG10」とコマンダー「Air10s」キット(キヤノン用/ニコン用/ソニー用)が83,160円で2018年8月24日発売。スピードライト「MG10」単品(マウントフリー)が71,280円で9月下旬発売予定(いずれも税込価格)。なお、MG10+Air10sキットは数量限定で、特約店の店頭のみの限定販売となる。
スピードライト「MG10」は、発光部に高耐熱クオーツ管を2本採用し、最大ガイドナンバー80の大光量で、同社のマシンガンストロボ「MG8000」と同様、フルパワーでの連続発光にも耐える設計となっている。また、モデリングライトとして使用できる調光可能なLEDライトを発光ヘッドに内蔵。最大出力8Wで約4時間の連続照明ができる。
操作設定にはNAS(Nissin Air System)コマンダーが必要で、「Air10s」付属のリモートシャッター用ケーブルをカメラと接続すると、グリップ部前面のシャッターボタンでカメラのワイヤレスレリーズが可能となる。なお、「MG10」の発売に伴って「Air10s」(キヤノン用・ニコン用・ソニー用)のファームアップが必要となっている。
バッテリーは単3形電池を8本用使用するが、26650タイプの市販リチウムイオン充電池(保護回路付)が使用できるバッテリーカートリッジを標準装備する。
ズームカバー前面に「フィルターホルダー」を備え、ズームカバーを取り外せば、市販の挟み込みタイプのクリップオンストロボ用ホルダーに取り付けが可能。また、発光ヘッドの下部にシンクロターミナルを装備し、本体側面部には三脚ネジ穴を備える。
■主な仕様
タイプ マウントフリー(コマンダーからの制御専用)
ガイドナンバー 80(ISO100・m/照射角 200mm)、48(ISO100・m/照射角 35mm)、38(ISO100・m/照射角 24mm)
発光管出力 165Ws
カバー焦点距離 24~200mm(オートズーム)/ ワイドパネル使用時 16mm
電源 単3形乾電池8本(別売)または26650型3.7Vリチウムイオン充電池2本(別売)
発光間隔 0.1秒~3.5秒(単3形乾電池使用時)/ 0.1~2.8 秒(リチウムイオン充電池使用時)/ 0.1秒~1.5秒(外部電源PS8併用時)
発光回数 200回(単3形乾電池使用時)/ 600 回(5200mAhリチウムイオン充電池使用時)
閃光時間 1/400~1/20,000秒
ストロボ調光補正 −2.0~+2.0 1/3EVステップ(Air10s使用時)
ヘッド可動範囲 上方 90°/ 下方 7°/ 左 180°/ 右 180°(正面位置ロック機構付)
モデリングランプ 白色LED4個 8W Air10sより25段階調光(マニュアル調光時の発光量に連動)
電波仕様 2.4GHz帯 ISMバンド(技術基準適合証明取得済み)
付属品 ワイドパネル、フィルター装着用パネル、アンバーフィルター、専用ブラケット、ソフトケース、簡易型アンブレラホルダー、単3バッテリーカートリッジ、リチウムイオンバッテリーカートリッジ
大きさ 約H210×W80×D145mm
質量 約975g(電池を除く)
〈文〉柴田 誠