2018年9月26日(水)〜29日(土)の4日間にわたり、ドイツ・ケルンで世界最大の写真・映像用品展示会「フォトキナ2018」が開催された。会場のケルンメッセから、各メーカーの新製品やイチオシ製品を紹介しよう。
セコニックがカラーメーター「スペクトロマスター C-800」を発表
セコニックブースでは、フォトキナ初日の9月26日に発表した新製品のカラーメーター「スペクトロマスター C-800」を展示。これまでの機能に加え、映画芸術科学アカデミーが開発した演色評価指数SSI(Spectral Similarity Index)が、カラーメーターとしては世界で初めて搭載されている。日本では2018年12月発売予定で、価格は未定とのこと。
ブースではデモンストレーションのコーナーが設けられていて、機材を実際に使いながら特徴の解説が行われていた。BtoBのビジネスショーということもあって、ブースでセミナーやワークショップを開催しているところは少ない。
「Light Meter Museum(露出計博物館)」と称して、歴代のセコニック露出計がズラリと展示されていた。歴史のあるメーカーだからこそできる展示だ。
1949年に発売されたセコニックの最初の露出計から現行モデルまでが展示されているが、会社が創業されたのが1951年とのことなので、それ以前のモデルということになる。
来場者に配られていたノベルティグッズはドイツ製のチョコレート。パッケージを開けてチョコを取り出すと、下にセコニックの露出計が現れるという凝りよう。
〈写真・文〉柴田 誠