川中子俊二さんが写真集『POCKET CITY TOKYO(ポケットシティ東京)』を上梓した。
川中子さんは東京の副都心に生まれ育った。休日にはフィルムカメラを携え、自転車で都内を巡り撮影してきた。住宅地には長く人が住む場所があれば、高層ビルが建ち並ぶそれもある。東京砂漠とは昭和の歌の文句で、川もあれば緑もあり、空だって広い。信心もあつく、神社仏閣も至る所にある。さて、東京とは何か……。それは、あなたが見たい風景を見せてくれる場所なのではないだろうか。
■S.Kawanago『POCKET CITY TOKYO』
B5判・164ページ
本体 1,980円(税別)
2018年8月21日発売
日本カメラ社
〈文〉市井康延