板垣真理子さんが写真集『Cuba Amor』を上梓した。
キューバにはアフリカの神々が根付いているらしい。奴隷とともにこの地に移り、定着したのだ。板垣さんもアフリカの音楽を入口に、彼らの神々に興味を持ち、1988年からブラジル、98年からはキューバ通いを始めた。2015年から3年半は激変を見届けるため、キューバに住む。本書は旅人とは違う眼を通して描かれた、革命の国の日常だ。どんな状況にあっても、深刻さと無縁なのがこの国のスタイルだという。
■板垣真理子『Cuba Amor(キューバ・アモール)』
B5判・128ページ
本体 3,000円(税別)
2018年12月11日発売
彩流社
〈文〉市井康延