シグマが、キヤノン用レンズ3本とニコン用レンズ4本の最新ファームウェアを2019年1月24日に公開した。キヤノン用は「EOS R」を含むキヤノン製カメラに搭載されているレンズ光学補正機能への対応、ニコン用は「Z 7」と「マウントアダプター FTZ」との組み合せで発生する問題への対応などが盛り込まれている。
<キヤノン用>
キヤノン用は、「24-35mm F2 DG HSM | Art」「500mm F4 DG OS HSM | Sports」「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary」の3本。変更内容は下記のとおり。
■SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art キヤノン用
・カメラに搭載のレンズ光学補正機能に対応。光学特性に合わせた補正が可能に。※
・レンズ光学補正を「する」にして撮影を行った際、正常でない画像や動作エラーが発生する現象を改善。
■SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports キヤノン用
・カメラに搭載のレンズ光学補正機能に対応。光学特性に合わせた補正が可能に。※
・レンズ光学補正を「する」にして撮影を行った際、正常でない画像や動作エラーが発生する現象を改善。
・一部のカメラとの組み合わせにおいて、オートフォーカス速度を向上。
■SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | Contemporary キヤノン用
・カメラに搭載のレンズ光学補正機能に対応。光学特性に合わせた補正が可能に。※
・レンズ光学補正を「する」にして撮影を行った際、正常でない画像や動作エラーが発生する現象を改善。
・「EOS R」の「1.6倍(クロップ)」の自動設定および「シーンインテリジェントオートモード」に対応。
※対応機種
EOS R / EOS-1DX Mark II / EOS 5Ds / EOS 5Ds R / EOS 5D Mark IV / EOS 6D Mark II / EOS 80D / EOS 8000D / EOS 9000D / EOS Kiss X8i / EOS Kiss X9i / EOS Kiss X9
*EOS Rはカメラ本体のデジタルレンズオプティマイザを[しない]に設定したうえで、「レンズ光学補正」機能の「周辺光量補正」「色収差補正」「歪曲収差補正」を[する]に設定する。
<ニコン用>
ニコン用は、「24-35mm F2 DG HSM | Art」「50mm F1.4 DG HSM | Art」「85mm F1.4 DG HSM | Art」「135mm F1.8 DG HSM | Art」の4本。変更内容は下記のとおり。
■SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art ニコン用
「Z 7」「マウントアダプター FTZ」との組み合せにおいて、動画撮影時にまれに撮影が止まってしまう現象を改善。
■SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art ニコン用
「Z 7」「マウントアダプター FTZ」との組み合せにおいて、被写体に対し大きくピントが外れた状態からの撮影では、AF作動の反応が悪くなる現象を改善。
■SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art ニコン用
■SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art ニコン用
「Z 7」「マウントアダプター FTZ」との組み合せにおいて、絞りをF5.6より絞り込んで撮影を行うと、まれに露出オーバーになる現象を改善。
<ファームアップ方法>
ファームウェアは、「SIGMA USB DOCK」を介してパソコンと接続し「SIGMA Optimization Pro」を起動してアップデートする。「SIGMA Optimization Pro」最新版のダウンロードはこちらから。
https://www.sigma-global.com/jp/download/lenses/sigma-optimization-pro/
なお、「SIGMA USB DOCK」を持っていない場合は、シグマへ連絡すれば無償でアップデートしてもらえる。下記へ問い合わせを。
■問い合わせ
株式会社シグマ カスタマーサポート部
フリーダイヤル 0120-9977-88
TEL 044-989-7436(携帯電話・PHSから)
受付時間 9:00〜18:00(日・祝日・年末年始・休業日を除く)