オリンパスは、防塵・防滴・−10℃の耐低温設計に加え、電波式ワイヤレス撮影に対応した最大ガイドナンバー42のエレクトロニックフラッシュ「FL-700WR」とワイヤレスコマンダー「FC-WR」、ワイヤレスレシーバー「FR-WR」をいずれも2019年2月22日(金)に発売する。
■小型で大光量のエレクトロニックフラッシュ FL-700WR
エレクトロニックフラッシュ「FL-700WR」は、電波式ワイヤレス撮影に対応した高性能フラッシュ。最大ガイドナンバー42(ISO100・m)で、大光量ながら持ち運びしやすい小型軽量デザインを実現する。希望小売価格は45,000円(税別)。
OM-D E-M1Xにもマッチする防塵・防滴設計
防塵・防滴・−10℃耐低温設計の採用により「OLYMPUS OM-D E-M1X」をはじめとする防塵・防滴設計のボディ・レンズとの組み合わせで、雨の中など厳しい環境下においても安心して撮影することができる。
充電時間は約1.5秒でフル発光が可能。充電時間が短いため、10コマ/秒の連写に追従した発光にも対応できる。
電波式ワイヤレス通信機能
明るい場所や障害物のある場所でも通信可能な電波式ワイヤレス通信機能を搭載。最大30mの通信が可能となっており、被写体の後ろにフラッシュを設置しても確実に通信が可能。
また「FL-700WR」 はコマンダーとしてもレシーバー内蔵フラッシュとしても使用することができる。コマンダーとして使用する場合には、3グループ、灯数は無制限に接続でき、グループごとに発光・非発光の選択や、発光量の補正などを設定でき、空いているチャンネルを検出するSCAN機能を備える。
レシーバーとして使用する場合には、フラッシュ側で調光モード・発光量を設定できるX-RCV(個別設定)モードを新たに搭載している。片手でフラッシュのダイヤルを操作でき、従来のRCモード(光通信)も使用できるなど、高い操作性を備える。
多彩な撮影モード
表現の幅を広げる多彩な撮影モードも特徴となっており、ハイレゾショット・深度合成・フォーカスブラケットにも対応する。さらにマルチ発光モードを搭載しており、発光量、間隔(周波数)、回数を設定することで、長秒露光やバルブ撮影中に複数回フラッシュを発光させることが可能だ。
主な仕様
[最大ガイドナンバー]約42(照射角75mm/標準配光モード、ISO100・m) [照射角]焦点距離12~75mm(35mm判換算 24~150mm相当)/ワイドパネル使用時7mm(35mm判換算14mm相当)の画角に対応 [バウンス]上向き:正面0°、上向き0°~90°左向き/右向き:正面0°、左右0°~180°ロック機能付き [電源]単3形アルカリ乾電池4本/単3形ニッケル水素電池4本
[サイズ(幅×高さ×奥行き)]約70.4×106.3×100.2mm(突起部を除く) [質量]約303g(本体のみ) [付属品]フラッシュスタンド FLST-1、ソフトケース ほか
■ワイヤレスコマンダー FC-WR / ワイヤレスレシーバー FR-WR
ワイヤレスコマンダー「FC-WR」(左)、ワイヤレスレシーバー「FR-WR」(右)は、防塵・防滴・−10℃耐低温設計となっていて、さまざまなフィールドでの撮影に対応する。大光量の「FL-900R」や「OM-D E-M1X」など防塵・防滴設計のボディ・レンズと組み合わせると、雨の中でも快適なフラッシュ撮影を楽しめる。希望小売価格は、ワイヤレスコマンダー「FC-WR」40,000円、ワイヤレスレシーバー「FR-WR」27,500円(いずれも税別)。
電波式ワイヤレス通信で3グループ・灯数無制限に対応し、ワイヤレスコマンダー「FC-WR」は グループごとに発光・非発光の選択や発光量などを設定できる。
ワイヤレスレシーバー「FR-WR」は、シンクロ端子を搭載。モノブロックストロボなどにシンクロ端子を使って接続することで、電波式ワイヤレス通信によるリモート発光が可能になる。また「FR-WR」はフラッシュの充電が完了したことを電子音で知らせる充電完了通知を搭載している。
〈文〉柴田 誠