いずれも個性派ぞろいのロモグラフィーのカメラやレンズ。現在、ロモ自身が「最高傑作」と公言する「Lomogon 2.5/32 Art Lens」のクラウドファインディングプロジェクトが話題になっている。
MOTION GALLERYのWebサイトから支援することで、お得にこのレンズを入手できる。すでに目標から500%以上に上る金額が集まっており、選べるプランは数少なくなってきている。締め切りは2019年3月28日まで。レンズの発送は2019年12月の予定。その後、一般販売も行われる。
現在、41,800円より支援可能。富士フイルムXマウント、ソニーEマウント、マイクロフォーサーズマウント用のマウントアダプター(1,450円)も用意されている。
「Lomogon 2.5/32 Art Lens」は、ロモグラフィーのアナログカメラ「Lomo LC-A+」の写りをアップデート。鮮やかな強い色とコントラスト、ビネット効果(写真四隅の周辺光量落ち)などを手軽に楽しむことができる。
最大の特徴は、レンズ側面についた「ダイヤル式絞り」。絞り穴が完全な円形で、従来のレンズでは描けない美しい丸ボケを楽しめる。また、途中で止めることでケラレを自ら作ることも可能だ。絞りはF2.5、F4、F5.6、F8、F11に切り替えできる。
LomogonはロシアのメーカーZENITとの協力で設計され、中国揚子江の派川沿岸の小さな工場で一つ一つ丁寧に組み立てられる。アンティークレンズを思わせるデザインで、真鍮ゴールド、真鍮ブラック(塗装)、アノダイズ仕上げのアルミニウムブラックの3種類のからカラーを選ぶことができる。
■「CP+2019」での公開が決定!
直接Lomogonを目撃する貴重なチャンスだ。さらにロモグラフィーのブースでは支援者および、その場で支援した人にプレゼントが用意される。見逃すな!
■Lomogon 2.5/32 Art Lens 主な仕様
対応レンズマウント キヤノンEF、ニコンF
焦点距離 32mm
レンズ構成 6群6枚
最大絞り値 F2.5
絞り ダイヤル式(F2.5、F4、F5.6、F8、F11)
最小イメージサークル 44mm
画角 68°
電子接点 なし
最短撮影距離 0.4m
フォーカスメカニズム ヘリコイド
フィルター径 62mm
一般販売価格(予定)
アルミニウムブラック:59,800円程度
真鍮ブラック:64,800円程度
真鍮ゴールド:69,800円程度
※APS-Cやマイクロフォーサーズなど、フルサイズより小さいセンサーのカメラに装着した場合は、撮影した画像がクロップされる。
■MOTION GALLERY「Lomogon 2.5/32 Art Lens」プロジェクトページ
https://motion-gallery.net/projects/lomogon
〈文〉稲葉利二