西垣仁美さん、藤原成一さんによる写真入門書『50冊で学ぶ写真表現入門』が発売された。
写真の学びの基本は二つ。本を読み作品を鑑賞することと、現実を見つめて考えることだと本書は示す。50冊の必読書は写真の読み方、写真史、写真と社会との関わり、写真家による写真論と幅広い分野に目配りされている。それぞれの本のあらましが5ページにまとめられ、読んだ気にもなるし、気になる本は手に取りたくなる。そして、その先にあるのは現実をどう表現するかという二つ目の学びだ。著者はその本も構想中らしい。
■西垣仁美、藤原成一『50冊で学ぶ写真表現入門』
A5判変型・272ページ
本体 2,400円(税別)
2019年1月28日発売
日本カメラ社
〈文〉市井康延