小学館から『写真甲子園 シャッターガール moment』が出版された。
過疎で廃校寸前の島の高校写真部が初めて「写真甲子園」に出場する。この3人の目を通して写真甲子園の魅力と厳しさ、写真で伝えることの意味などが語られていく。実際の「写真甲子園」で審査委員長を務める立木義浩さんへのインタビューや、本戦開催地・東川町の情報なども収載している。
コミック化のきっかけは写真家の広田尚敬さんが東川町を訪問したことだ。同町ではかねてからマンガで写真甲子園の魅力を伝えたいと考えていて、雑談の中でもそんな話が出た。広田さんのご子息が小学館に勤めていることから、一気に話が進んだ。
原作はマンガと映画化された『東京シャッターガール』の作者・桐木憲一さん。これでまた写真甲子園の輪が大きく広がる。
写真甲子園とは?
写真甲子園は、高校写真部やサークルが写真の腕を競うイベントで、1994年から毎年開催されている。本戦では、全国各地から選抜された代表校の生徒たちが “写真の町” 北海道東川町に集結して日本一を目指す。
■写真甲子園 シャッターガール moment
B6判・164ページ
本体 1,000円(税別)
2019年2月4日発売
小学館
〈文〉市井康延