キヤノンマーケティングジャパンは、東京都伝統工芸士が手作りした組紐によるストラップ「東京くみひもカメラストラップ」を2019年5月15日に発売した。カラーはレッドとブルーの2色で、500本限定発売となる。
キヤノンオンラインショップ価格は38,000円(税別)。注文受け付け後、職人が1本1本手作りするため、発送までに最長2か月間を要する。
「東京くみひもカメラストラップ」は、キヤノンマーケティングジャパン監修のもと、組紐工房の株式会社龍工房と株式会社アルヴォリが共同で開発。古くから衣冠装束の組紐や武具甲冑の紐などに使われ、現代も和装の仕上げに結ぶ帯締めとしてなじみのある「組紐」をストラップ部・テープ部ともに採用している。
▲強靭さの中に絹のしなやかさや伸縮性を備えており、手作りの温かみや絹の美しさ、肌馴染みのよさを体感することができる。
▲ストラップ部は、奈良・正倉院の宝庫にも残る「斜格子一間組(ななめこうしいっけんぐみ)」という由緒ある組み方を使用。格子柄の特長は全ての組織が斜めに交差していることで、通常は表裏の柄は同じだが、表となる面に金糸または銀糸を組み込んだ特別仕様となっている。
テープ部は、着物の帯につける帯締めとして使用されている組紐を活用。「綾竹台」と呼ばれる台によって組みあがる頑強な組紐だ。
▲龍工房は、伝統工芸士の福田隆さん(左)と息子の福田隆太さん(右)を中心とする組紐工房。帯締めなどの伝統品だけでなく、ペンやストラップなど、組紐を身近に使える商品づくりにも挑戦している。
▲先着各25本ずつに、購入特典として「東京くみひも拍子木」が付いてくる。
■東京くみひもカメラストラップ 主な仕様
カラー レッド(赤×黒×金)、ブルー(紺×白×銀)
材質 組紐:絹100% 革:牛革 コキ:POM サルカン:PU
ストラップ部サイズ 長さ約730×幅42×厚さ2mm
テープ部サイズ 長さ約300×幅9×厚さ2mm
重量 約35g
製造国 日本
付属品 コキ×2、サルカン×2
URL
https://store.canon.jp/online/secure/kumihimo.aspx
〈文〉佐藤陽子