富士フイルムのミラーレスカメラのファンミーティングイベント「FUJIKINA 2019 東京」が、東京・晴海のイベントスペース「CROSS DOCK HARUMI」で2019年5月25日(土)~26日(日)の2日間に渡って開催された。発表されたばかりの1億200万画素カメラ「GFX100」のタッチ&トライはもちろん、国内外のXフォトグラファーの作品展示やセミナーなども開催され、ファンにとっては魅力あふれるイベントとなった。
▲会場の CROSS DOCK HARUMIには、開場前から早くも50人以上の長蛇の列ができていて、開場時間が近づくにしたがって、その列はどんどん延びていった。
タッチ&トライや人気講師のセミナーなど大賑わい
4階がメイン会場で、タッチ&トライコーナーをはじめ、クイックメンテナンスやセミナーのコーナーが設けられていた。3階がギャラリーとシアター、1階がエントランスとライブシューティングのスペースという構成だ。それぞれ詳しく見ていこう。
発売前の「GFX100」タッチ&トライコーナー
GFX100のタッチ&トライコーナーは、モデルを取り囲むように設けられていた。デモ機は16台ほどが用意され、1台に1人のスタッフが付いており、操作や機能など、わからないことがあればすぐに説明をしてもらえるようになっていた。また、SDカードを持参すればGFX100で撮影した画像の持ち帰りもでき、自宅でじっくりと1億画素の画質を確認することも可能だった。
用品メーカーもブースを出展
タッチ&トライコーナーには、プロフォト、ニッシンジャパン、 KIPON 、フェーズワンといったカメラアクセサリーメーカーのブースも並んでいて、GFX100と一緒に各社の製品を試すことができるようになっていた。
KIPONブースでは、富士フイルムのGFXやXシリーズに対応する各種マウントアダプターを展示。
フェーズワンのブースでは、Capture Oneを使ったGFX100のテザー撮影のデモンストレーションを行っており、1億画素のデータの大きさを感じさせない軽快な撮影の様子を体験できた。
クイックメンテナンス&レンタルも好評
クイックメンテナンスコーナーは事前予約制で、 GFX、Xシリーズのカメラやレンズのクリーニングや簡易動作チェックを無料で受けることができた。
レンタルサービスも事前予約制のサービスの1つ。X-H1をはじめ、X-Pro2やX-T3、GFX 50Sが数台ずつ用意されていて、無料で貸し出してもらうことができた。
立ち見が出るほど人気だったライブトーク&スタジオデモ
著名な写真家たちによるライブトークも人気コーナー。会場には100席ほどのイスが用意されていたが、毎回満席で立ち見が出るほどの混雑ぶりだった。初日に口火を切ったのは内田ユキオさん。なぜXを愛用しているのかというテーマでXシリーズの魅力を語ってくれた。
GFX100を使ったスタジオデモのコーナーも開設されていた。実際にカメラを使った撮影風景を見ることができる、興味深いものだった。
作品に没頭できるギャラリー&シアター
3階のギャラリー&シアターは、ワンフロアを全部使って、GFX100で撮影された様々な作品を展示していた。むき出しの配管や柱のある無機質ななかでの作品展示で、まるで海外のギャラリーを思わせるようなゆったりとした空間。窓も塞がれているので、時間を忘れて作品に没頭することができた。
作品作りを間近に感じるライブシューティング
1階のライブシューティングのコーナーでは、Pal Laukliさんが写真撮影とミュージックビデオの撮影を行っていた。海外のXフォトグラファーの作品作りの様子を間近で見ることができる、今回のFUJIKINAの注目イベントの1つ。シューティングエリアの脇には編集スペースも設けられていて、撮影したその場で動画が編集されていく様子も確認できた。
スペシャルグッズが当たる抽選会
入口脇には、事前に来場宣言をした来場者が参加できる抽選会のブースが設けられていた。抽選で当たると、特典として GFX・Xシリーズのスペシャルグッズがもらえる仕組み。筆者は残念賞の”X”チョコレートをゲット!
このほかにもGFX 50Rを無料で貸し出してもらい、写真家と一緒に撮影しながら散策する体験会「フォトウォーク」なども開催されていた。
本イベントで改めてGFX100の注目度の高さを実感するとともに、Xシリーズファンの活気を感じた。勢いにのるXシリーズの今後に注目だ。