焦点工房が、七工匠(しちこうしょう)の距離計連動対応ライカMマウントレンズ「7Artisans 28mm F1.4 ASPH E+」を2019年7月3日に発売した。ライカMマウント用ではあるが、マウントアダプターを介してソニーEマウントのフルサイズミラーレスカメラに装着することを想定して設計されている。希望小売価格は78,000円(税別)。
ライカM専用の「7Artisans 28mm F1.4 ASPH」とは異なる調整を施し、ソニーのフルサイズCMOSセンサーに最適化されている。
下記は焦点工房オフィシャルサイトより、「ソニー α7 III」に装着した場合の画質比較。左がライカM専用の「7Artisans 28mm F1.4 ASPH」、右が「7Artisans 28mm F1.4 ASPH E+」。E+のほうがライカM専用タイプよりも周辺部の解像度が高くなっている。
焦点距離28mm、開放F値1.4、距離計連動対応、9群11枚のレンズ構成など、光学系はライカM専用タイプと同様。広角ながらボケを生かした描写が楽しめる。ライカMマウントのカメラにはライカM専用タイプ、フルサイズソニーEマウントのカメラにはこちらのE+を使用することで、レンズ本来の性能が発揮できるとのことだ。
■七工匠 7Artisans 28mm F1.4 F1.4 ASPH E+
マウント ライカMマウント
焦点距離 28mm(35mm判換算)
絞り F1.4〜F16
フォーカス MF(マニュアルフォーカス)
レンズ構成 9群11枚[ASPH(非球面)レンズ1枚、ED(特殊低分散)レンズ2枚、高屈折低分散ガラスレンズ3枚]
絞り羽根枚数 13枚
最短撮影距離 0.7m
フィルター径 φ52mm
サイズ(最大径×長さ) φ60×81.5mm
質量 約490g