青い空と澄んだ海、そして大迫力の飛行機――。この3つを1枚の写真に収められるフォトスポットが、沖縄県・下地島にある。それが 開業まもない「みやこ下地島空港ターミナル」だ。
2019年3月に、LCCのジェットスターによって約24年ぶりとなる定期便、そしてLCC初の宮古諸島への就航となる「東京(成田)=宮古(下地島)」路線が就航。さらに、 2019年7月3日(水)には「大阪(関西)=宮古(下地島)」路線が就航したことで、アクセスがかなりよくなった。
この路線の就航を記念し、7月3日、4日にジェットスターが女性航空ファン向けに「下地島アイランド・フォトセミナー」を実施。講師に航空写真の第一線で活躍するチャーリィ古庄氏を迎え、下地島ならではの風景とジェットスター機の撮影をメインに、撮影テクニックを学ぶという本格的な内容だった。
驚いたことに、このフォトセミナーは“みやこ下地島空港ターミナルに現地集合”で行われた。フォトセミナー自体は無料だったが、往復の交通費についてはもちろん自己負担。それでも多数の申し込みがあったそうだ。下地島の魅力もさることながら、アクセスがよくなったことも影響しているだろう。
フォトセミナーでは、チャーリィ古庄氏による撮影の基礎知識や撮影スポットでの具体的な撮影方法などの講義や、「17END(※)」での撮影会が行われた。
※磁北からの方位角170°を向いて航空機が進入する際の下地島空港滑走路の呼称。この滑走路北西に広がるエリアが「17END」と呼ばれる。コバルトブルーの海と、滑走路進入灯である紅い桟橋とのコントラストが非常に美しい絶景スポット
当日はあいにくの天気ではあったものの、参加者から「これまでよりも上手く撮ることができた。17ENDの風景と航空機の写真はここでしか見ることのできない風景なので、ぜひまたプライベートでも訪れたい」といった声があがるなど、フォトセミナーは好評だったそう。
宮古列島というと、数ヶ月前からばっちり旅行計画を立てねば…というイメージが強かったが、意外と「こんなカッコいい写真を撮りたい!」というきっかけでこの夏ふらっとでかけてみるのもありなのかも?