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とろけるようにボケる全域F2.8の大口径標準ズームレンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」

パナソニックは、ライカLマウントを採用したフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズ用の大口径標準ズームレンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」を2019年9月25日(水)に発売する。希望小売価格は275,000円(税抜)。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8

 

「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」は、24-70mmのズーム全域で開放F値2.8の大口径標準ズームレンズ。描写性能を追求し、ライカカメラ社の厳しい品質基準をクリアした「S PROレンズ」として展開する。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8

 

■ズーム全域で優れた描写性能
レンズ構成は16群18枚。3枚搭載している非球面レンズは、球面収差や歪曲収差などを効果的に補正。4枚のEDレンズが色収差を良好に補正するとともに、高屈折率のUHRレンズにより画面中心から周辺まで均一に描写。大口径でありながらズーム全域で高い解像度を実現する。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8

また、フォーカス群を2つの群に分けて独立稼働させる「ダブルフォーカス方式」を採用することで、被写体の距離にかかわらず高解像度・高コントラストの描写性能を実現した。

 

■なめらかで美しいボケ味
ズーム全域でF2.8の明るさを実現し、とろけるような美しいボケ味、ピント面からアウトフォーカスするにつれて滑らかにボケていく立体感のある質感描写を追求。風景撮影からポートレート撮影まで、被写体を印象的に描き出す。

 

■高速・高精度なフォーカシング
フォーカス制御速度は480fps。高速でサンプリングを行うことにより、瞬時にフォーカスレンズの移動方向と合焦位置を割り出す。「ダブルフォーカス」を採用することでそれぞれの群の軽量化が可能となったほか、ボディとレンズ間の通信制御も高速化を図ることで、高速化・高精度化も達成した。

 

■直感的なAF/MF操作
フォーカスリングをスライドさせるだけでAF/MFの切り替えが素早く行えるフォーカスクラッチ機構を搭載。MF時には距離目盛を活用した精密なピント合わせが可能となる。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
▲左がAF時、右がMF時

 

■高画質動画撮影に対応
高精細な動画撮影に対応した光学設計と、鏡筒内部構造の最適化により、動画撮影中のフォーカシング時のピント位置の移動に伴い画角が変化するブリージングを抑制する。絞りマイクロステップ制御により、輝度変化が大きいシーンでもF値変化をなめらかに制御することで、露出変化を低減。パンニング時も安定した露出変化制御をサポートする。ズーム時のオートフォーカス性能の高速化により、素早い動きの被写体を動画撮影する時などにもピントを合わせ続けることが可能。

 

■防塵・防滴・耐低温性能
外装は、高い強度と耐久性の金属製。防塵・防滴仕様で、−10℃の耐低温設計となっている。

LUMIX S PRO 24-70mm F2.8

 

■LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 主な仕様

品番 S-E2470
マウント ライカLマウント
焦点距離 24~70mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 16群18枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ4枚、UHRレンズ1枚)
画角 W84°~T34°
絞り羽根枚数 11枚羽根(円形虹彩絞り)
最短撮影距離 37cm
最大撮影倍率 0.25倍
フィルター径 φ82mm
サイズ(最大径×長さ) φ90.9×140mm
質量 約935g(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを除く)
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ

 

 

〈文〉佐藤陽子