岡田裕介さんが写真集『Penguin Being −今日もペンギン−』を上梓した。
ペンギンを見ると自然と擬人化してしまうのは何故だろう。真面目だけど、どこか粗忽で憎めない奴といった役柄だ。ページをめくるとさまざまなペンギンたちに出会える。ユーモラスに走り回ったり、荒波の中を颯爽と泳ぎ滑空したりする雄姿を捉えている一方で、死のイメージも織り込んだ。何があろうともポジティブに今を、明日を生きていく。彼らの姿からはそんなメッセージが伝わってくる。
■岡田裕介『Penguin Being −今日もペンギン−』
B5判変型・96ページ
本体 1,400円(税別)
2019年7月20日発売
玄光社
〈文〉市井康延