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キヤノン EOS Rシリーズが外部から攻撃される可能性のある脆弱性を改善

キヤノンが、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」「EOS RP」の最新ファームウェアを2019年9月26日に公開した。瞳AF検出精度の向上や、海外のセキュリティ調査機関により指摘されていたPTP(画像転送プロトコル)通信による脆弱性の改善などが盛り込まれている。

EOS R

 

この脆弱性は、ネットワークを介して第三者に乗っ取られたPCやスマートフォンなどにカメラを接続することにより、カメラが攻撃を受ける可能性があるというもの。実際の被害は確認されなかったが、キヤノンでは脆弱性による攻撃を回避するための方法と、この問題に対応するファームウェアの公開を発表していた。

変更内容は以下の通り。

■EOS R ファームウエア Version 1.4.0

Canon EOS R

  1. 瞳AF検出精度の向上により、画面の中で主被写体の人物の顔が従来より小さい状態からでも瞳を安定的に検知することができるようになる。
  2. AF枠の表示速度向上により、素早く動く被写体に対して、AF枠が従来より的確に追従するようになる。
  3. AF性能の向上により、画面の中で素早く動く被写体を、従来より小さい状態からでも捕捉し、その後もより安定的に捕捉し続けるようになる。
  4. サーボAFの設定で、AFフレームのサイズが変更できない現象の修正。
  5. PTP通信の脆弱性の修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosr-firm.html

 

■EOS RP ファームウエア Version 1.3.0

EOS RP・RF35 MACRO IS STM レンズキット

  1. 瞳AF検出精度の向上により、画面の中で主被写体の人物の顔が従来より小さい状態からでも瞳を安定的に検知することができるようになる。
  2. AF枠の表示速度向上により、素早く動く被写体に対して、AF枠が従来より的確に追従するようになる。
  3. AF性能の向上により、画面の中で素早く動く被写体を、従来より小さい状態からでも捕捉し、その後もより安定的に捕捉し続けるようになる。
  4. カスタム機能の設定で、メイン電子ダイヤルによる再生画像の拡大・縮小ができない現象を修正。
  5. PTP通信の脆弱性の修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosrp-firm.html