マルミ光機は、太陽を撮影するための減光フィルター「DHG ND-100000」に95mmサイズを追加し、2019年11月28日に発売した。価格はオープンで、参考価格は21,800円 (税込)。
ガラス基板に蒸着を施し、透過する光を10万分の1に低減して太陽を撮影することができる。
サイズは95mmのほかに58mm、77mmが発売中。対応サイズ以外のレンズに装着するには、別売りのステップアップ (ダウン) リングが必要となる。光学ファインダー式のカメラでは、ファインダーではなくライブビューでのピント調整がおすすめだ。なお、カメラ用のフィルターのため、肉眼での太陽の観察には使用できない。
2019年12月26日に観測できる日食の撮影にも、このフィルターを活用できる。
■金環日食・部分日食
2019年12月26日 (木) に、アラビア半島南部からインド半島南部、スリランカ、スマトラ島、シンガポール、ボルネオ (カリマンタン) 島、フィリピン南部を通ってグアム沖までの帯状の地域で金環日食となる。日本でも、26日午後より各地で部分日食が観測可能だ。<部分日食時間・食分>
- [札幌] 15:26ごろ 食分26.4%
- [仙台] 15:33ごろ 食分34.8%
- [東京] 15:35ごろ 食分38.9%
- [金沢] 15:30ごろ 食分34.2%
- [大阪] 15:31ごろ 食分36.8%
- [広島] 15:27ごろ 食分34.7%
- [福岡] 15:25ごろ 食分34.5%
- [那覇] 15:27ごろ 食分47.4%
※マルミ光機WEBサイトより
マルミ DHG ND-100000 主な仕様
レンズ外周墨入れ加工
低反射デジタルコーティング
薄枠設計
サテン仕上げ
ローレット加工
レンズキャップ・フード取付可
デジタル / フィルム 使用可
日本製
〈文〉佐藤陽子