富士フイルムは、中判ミラーレスカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」の最新開発ロードマップを公開した。新しい開発ロードマップでは、大口径標準レンズ「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」と広角単焦点レンズ「フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR」の新レンズ2本が加わっている。
富士フイルムは、「FUJIFILM GFX 50S」をはじめ、レンジファインダースタイルの「FUJIFILM GFX 50R」、1億2百万画素センサー搭載の「FUJIFILM GFX100」と、GFXシリーズのラインナップを拡充してきた。
開発ロードマップによると、GFXシリーズの超高解像性能を最大限に引き出す高性能な交換レンズとして、新登場の標準ズームレンズ「フジノンレンズ GF45-100mmF4 R LM OIS WR」(2020年2月27日発売予定)、さらに「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」と「フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR」の2本を加え、計13本の「GFレンズ」で、多様な撮影ニーズに応えていく。今後もレンズラインアップを充実させることで、超高画質撮影の領域をさらに拡大し、写真を撮る素晴らしさや悦びを提供するとしている。CP+2020で追加のアナウンスがあるのか、今から楽しみだ。
■大口径標準レンズ「フジノンレンズ GF80mmF1.7 R WR」
焦点距離80mm (35mm判換算 63mm相当) の標準レンズ。開放値はF1.7で、ラージフォーマットセンサー搭載のミラーレスカメラ用交換レンズとしては世界で最も明るいレンズとなっており、豊かで美しいボケ味を生かしたポートレート撮影が可能となる。また、暗所での撮影にも適したレンズだ。
大口径中望遠レンズ「フジノンレンズ GF110mmF2 R LM WR」と同等の描写力を備えつつ、より広い画角と小型軽量化を実現する。2021年までに発表の予定。
■広角単焦点レンズ「フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR」
焦点距離30mm (35mm判換算 24mm相当) の広角レンズ。小型軽量ながら超高解像性能を実現し、「GFX100」に搭載した1億2百万画素イメージセンサーの性能をフルに引き出すことを可能にする。ロードマップでは、2020年中に発表される予定となっている。
〈文〉柴田 誠