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RAW画像も4K動画もどんと来い! 無制限で30日間保存できるキヤノン新クラウドサービス「image.canon」

キヤノンは、カメラとつながり、PCやスマートフォン、外部のWebサービスと連携するクラウドプラットフォーム「image.canon」を2020年4月上旬に開始する。キヤノンのデジタルカメラおよびフォトプリンターSELPHYのユーザーが利用でき、利用料は無料。

<2020.4.7> サービス開始日が2020年4月14日に決定。

image.canon

「image.canon」は、カメラとクラウドが一体化する「コネクテッド・カメラ」をコンセプトとした新しいクラウドプラットフォーム。カメラからWi-Fi経由で静止画・動画を「image.canon」に自動転送・保管し、そこからスマートフォンやPCへの自動転送、SNSでの共有、外部サービスとの連携ができるようになる。

 

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▲パソコンからの利用イメージ

 

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▲スマートフォンからの利用イメージ

■オリジナルデータを容量無制限で30日間保存

開発中の「EOS R5」をはじめ、今後発売予定の自動転送機能搭載のカメラでは、電源を入れるだけで、静止画・動画をオリジナルデータのまま「image.canon」に自動転送が可能。容量やフォーマットを気にすることなく、ワイヤレスで簡単にクラウドへアップロードし、30日間保管することができる。

「EOS R5」より前に発売されたWi-Fi対応のカメラは、手動で選択すればアップロードが可能。対応機種の詳細は、2020年4月のサービス開始以降、「image.canon」のWebサイトで確認できるようになる。なお、自動転送には、事前登録したWi-Fiアクセスポイントへの接続が必要だ。

■長期間保管するサービスも

静止画・動画をアップロードする際、「image.canon」上で自動的にサムネイル画像(最大長辺2048ピクセル)も作成・保管されるため、アップロードから30日経過後もサムネイル画像はいつでも利用できる。また、長期間オリジナル画質で保管したい場合は、10GBのストレージへの移行操作を行うことで可能になる。ただし、1年間「image.canon」の利用がなかった場合、サムネイルを含む全ての静止画・動画は削除される。

■さまざまなサービスと連携

「image.canon」に転送された画像は、インターネットに接続できるデバイスであればどこからでもアクセス可能。さらに、連携先のサービスやアプリ上でオリジナル画質のまま編集できるほか、保管や共有も容易に行える。

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パソコンに専用アプリをインストールすれば、アップロードされた画像は自動でPCにダウンロードしてバックアップされる。また、「image.canon」モバイルアプリからは簡単にSNSやYouTubeへの投稿、共有をすることができる。

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2020年4月のサービス開始時には、「image.canon」に保管した静止画・動画をオンラインストレージサービス「Google Drive」や「Flickr」へ自動転送が可能。また、2020年6月からは「Google Photos」や「Adobe Creative Cloud」とも連携予定となっている。

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今後はAIや5Gを活用した新たな楽しみ方、撮影サポートも提供予定。例として、屋外イベントなどで撮影した写真や映像を遠隔地でリアルタイムに楽しむ、クラウド上でRAW編集を行う、撮影者の好みに合わせた撮影アシストなどを検討中だという。

利用の際は、Canon IDの登録が必要。「CANON iMAGE GATEWAY オンラインアルバム」を利用している場合は、同じメールアドレスとパスワードで利用できる。なお、「CANON iMAGE GATEWAY オンラインアルバムサービス」は2020年3月で終了し、画像とアルバムは「image.canon」へ移行する。

 

 

〈文〉佐藤陽子