ニュース

キヤノン EOSシリーズ12機種が外部から攻撃される可能性のある脆弱性を改善

キヤノンが、デジタル一眼レフカメラ6機種「EOS Kiss X8i」「EOS Kiss X9i」「EOS Kiss X9」「EOS 9000D」「EOS Kiss X80」「EOS Kiss X90」と、ミラーレスカメラ6機種「EOS M2」「EOS M3」「EOS M5」「EOS M6」「EOS M10」「EOS M100」の最新ファームウェアを2020年2月13日に公開した。海外のセキュリティ調査機関により指摘されていた、PTP (画像転送プロトコル) 通信とファームアップに関する脆弱性の改善が盛り込まれている。

EOS Kiss X90・EF-S18-55 IS II レンズキット
▲EOS Kiss X90・EF-S18-55 IS II レンズキット

 

この脆弱性は、ネットワークを介して第三者に乗っ取られたPCやスマートフォンなどにカメラを接続することにより、カメラが攻撃を受ける可能性があるというもの。実際の被害は確認されなかったが、キヤノンでは脆弱性による攻撃を回避するための方法と、この問題に対応するファームウェアの公開を発表していた。

 

今回、対応が発表された12機種のファームウェアすべてに以下の修正が盛り込まれている。

  • PTP通信の脆弱性を修正。

「X8i」「X9i」「X9」「9000D」「X80」「X90」「M2」には、以下の修正も盛り込まれている。

  • ファームウエアアップデートに関する脆弱性を修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。

■EOS Kiss X8i (Version 1.0.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eoskissx8i-firm.html

■EOS Kiss X9i (Version 1.0.2)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eoskissx9i-firm.html

■EOS Kiss X9 (Version 1.0.3)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eoskissx9-firm.html

■EOS 9000D (Version 1.0.3)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eos9000d-firm.html

■EOS Kiss X80 (Version 1.1.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eoskissx80-firm.html

■EOS Kiss X90 (Version 1.0.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eoskissx90-firm.html

■EOS M2 (Version 1.0.4)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm2-firm.html

■EOS M3 (Version 1.2.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm3-firm.html

■EOS M5 (Version 1.0.2)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm5-firm.html

■EOS M6 (Version 1.0.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm6-firm.html

■EOS M10 (Version 1.1.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm10-firm.html

■EOS M100 (Version 1.0.1)
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosm100-firm.html