焦点工房は、 K&F Concept (ケーアンドエフコンセプト) のマウントアダプター「KF-CGZ」と「 KF-CNRFZ 」を2020年3月6日に発売した。
いずれもニコンのミラーレスカメラ「Zシリーズ」対応のマウント変換アダプターで、コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換の「KF-CGZ」が希望小売価格7,000円、旧コンタックスC・ニコンSマウント (外爪) レンズ → ニコンZマウント変換の「KF-CNRFZ 」が5,200円 (いずれも税別)。
■K&F Concept KF-CGZ
「KF-CGZ」は、コンタックスGマウントのレンズをニコンZマウントのボディに装着するためのマウントアダプター。フォーカスリングを備え、艶消し塗装により内面反射が大幅にカットされている。
Gマウントは、京セラから発売されていたオートフォーカスレンジファインダーカメラ「コンタックス G1 / G2」に対応するマウントだ。「KF-CGZ」の対応レンズは、「ホロゴン T*16mmF8」を除く「ビオゴン T*21mmF2.8」「ビオゴン T*28mmF2.8」「プラナー T*35mmF2」「プラナー T*45mmF2」「ゾナー T*90mmF2.8」「バリオゾナー T*35-70mmF3.5-5.6」の6本となっている。
■K&F Concept KF-CNRFZ
「KF-CNRFZ」は、旧コンタックスC・ニコンSマウント (外爪) のレンズをニコンZマウントのボディに装着するためのマウントアダプター。艶消し塗装が施され、内面反射が大幅にカットされている。また、精度の高いレンズ装着を実現するために、レンズ側のマウントには真鍮製のパーツが採用されている。
コンタックスCとニコンSは、ともにレンジファインダーカメラ用のマウントで、ほぼ同じ規格のもの。ニコンSマウントのレンズは内爪式と外爪式に分かれており、標準レンズが内爪式、広角と望遠レンズが外爪式となっている。「KF-CNRFZ」は、内爪式のレンズには対応していない。
〈文〉柴田 誠