ニュース

風景写真の巨匠が集めた名機を一挙展示「竹内敏信コレクション展 〜時をこえたカメラと風景〜」

古今東西のカメラを知り尽くした日本カメラ博物館が写真家・竹内敏信さんの所蔵したクラシックカメラコレクションの魅力に迫る。特別展「竹内敏信コレクション展 〜時をこえたカメラと風景〜」が開かれる。

<2020.3.30>
東京都による外出自粛要請を受け、2020年4月13日 (月) まで日本カメラ博物館、JCIIフォトサロンの臨時休館が発表されました。本展は休館あけからの開催となります。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大状況により臨時休館期間が延長される場合があります。最新の情報は日本カメラ博物館のオフィシャルサイト等でご確認ください。

竹内敏信コレクション展~時をこえたカメラと風景~
アンスコ オートマチック レフレックス 1947年 ©TAフォトアンドサウンドオフィス

 

博物館の学芸員がコレクションを見て「どのカメラも状態が良い」ことに驚いた。外装だけでなく内部機構も見究めて購入し、保存にも手をかけていたことがわかる。また、名機をシリーズごとに系統立てて収集していることもわかった。
「ヤヌアなど高価な希少機種、東欧のカメラもあり、当館でも所蔵していないものもあります」

本展では『クラシックカメラの旅』 (2007年 写真工業出版社) 誌上で竹内さんが撮影と執筆を行なったカメラ約80点と、そのカメラで撮影した写真24点+αを紹介する。
「カメラの歴史的な背景や機構などの知識も深く、カメラの特性やレンズの描写に合った撮影をされていて、さすが一流の風景写真家だと痛感しました」

竹内敏信コレクション展~時をこえたカメラと風景~
ヤスア 1949年 ©TAフォトアンドサウンドオフィス

 

また、JCIIフォトサロンで竹内敏信写真展「汚染海域 – 伊勢湾・1972年」を同時開催する。

竹内敏信写真展「汚染海域 - 伊勢湾・1972年」
四日市ぜんそく訴訟で闘っている磯津漁民 ©竹内敏信

 

日本カメラ博物館 特別展「竹内敏信コレクション展 ~時をこえたカメラと風景~」

会期 2020年 3月31日 (火) 4月14日 (火) 〜6月28日 (日)
会場 日本カメラ博物館
住所 東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビル地下1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は翌日休館 GW期間は開館)
料金 一般300円、中学生以下無料
問い合わせ 日本カメラ博物館 (TEL 03-3263-7110)

竹内敏信作品展「汚染海域 – 伊勢湾・1972年」

会期 2020年 3月31日 (火) 4月14日 (火) ~26日 (日)
会場 JCIIフォトサロン
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は開館)
料金 無料
問い合わせ JCIIフォトサロン (TEL 03-3261-0300)

 

 

 

〈文〉市井康延