サイトロンジャパンは、「LAOWA (ラオワ) 12mm F2.8 Zero-D」のキヤノンRFマウント、ニコンZマウントを2020年3月27日に発売した。ニコンF、キヤノンEF、ソニーA、ソニーFE、ペンタックスKの5マウントに2マウントが加わり、7マウントになる。価格はオープン。参考価格は137,500円 (税別)。
■ディストーションフリー
「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」(2017年2月発売) は、極めて歪みの少ないフルサイズフォーマット対応の超広角MFレンズ。光学的にディストーションが限りなくゼロに抑えられ、直線を歪むことなく描写できるのが特徴となっている。
■開放F2.8で画角122°の超広角
画角約122°、焦点距離12mmの超広角でありながら、開放F値2.8という世界初のレンズで、特殊低分散レンズ3枚と非球面レンズ2枚を含む10群16枚のレンズ構成により、周辺まで高い解像度を実現する。色収差も最小限に抑えられている。
■持ち運びに便利な軽量仕様
「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」は専用フードを付属しており、高い光学性能を実現しつつコンパクトに設計されている。耐久性を重視して金属製のレンズ筐体を採用しながらも、重さは約610gとこのクラスのレンズとしては小型・軽量で、携帯性にも優れたレンズだ。
<作例>
LAOWA 12mm F2.8 Zero-D 主な仕様
マウント ニコンF、キヤノンEF、ソニーA、ソニーFE、ペンタックスK、ニコンZ、キヤノンRF
焦点距離 12mm
開放絞り F2.8
レンズ構成 10群16枚 (特殊低分散レンズ3枚、非球面レンズ2枚を含む)
画角 121.96°
絞り羽根枚数 7枚
最短撮影距離 18cm
最大撮影倍率 0.2倍
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
サイズ (最大径×長さ) φ約75×83mm (マウントにより異なる)
質量 約610g (マウントにより異なる)
〈文〉柴田 誠