ヴァイテックイメージングは、Gitzo (ジッツオ) の超小型カーボン三脚「ミニトラベラー三脚」ブラック GKTBB1と、雲台部にノアールデコール塗装を施したクラシック GKTBC1を2020年5月15日に発売した。希望小売価格はいずれも30,000円 (税別)。
従来モデル「ミニトラベラー三脚 GKTBB / GKTBC」の本体部は削り出しのアルミニウム製で、表面には硬質な陽極酸化処理が施されていたが、ニューモデルでは、本体部の雲台ボディ (ボールの受け部分)、雲台下の脚とコネクトする部分のスパイダー上部、脚根元のメタルパーツは型成形に変更されている。これにより、「クラシック GKTBC1」は従来よりも20g軽い245gとなっている。「ブラック GKTBB1」の重さは従来と同じ265g。
ミニトラベラー三脚は、軽量なレンズを装着した一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影するフォトグラファー向けに開発されたテーブルトップ三脚。縮長22.2cmとコンパクトなサイズながら、最大3kgの耐荷重性能を備える。最大高は17.5cm (開脚角度 50°)、最低高は12.5cm (開脚角度 75°) となっている。
脚チューブには、剛性に優れた“Carbon eXact (カーボンエグザクト)”を採用し、脚を引き下げることで2段階に開脚角度の切り替えができる新開発の開脚角度セレクター“Pull & Fix (プル アンド フィクス)”機構を備える。
アルミニウム合金製の雲台は、ノブなどの突起物がない構造となっており、雲台下部のラバーリングを回すことで、ボールのロックと解除ができる。また、本体下のスクリューを緩めることで雲台を取り外すことができるため、ほかの雲台を装着することも可能となっている。
Gitzo ミニトラベラー三脚 ブラック GKTBB1
カーボン脚チューブを採用した超小型のテーブルトップ三脚。
Gitzo ミニトラベラー三脚 クラシック GKTBC1
雲台部の塗装がジッツオの象徴的な「ノアールデコール」のバージョン。
〈文〉柴田 誠