タムロンは、公式ブログ「TAMRON MAG」でタムロンレンズ新製品の情報を2020年6月4日に更新。ティザームービーの第2弾を公開した。
第2弾のティザームービーも24秒と短いものの、シルエットから一歩踏み込んでレンズのアップと全体の映像が散りばめられている。さらに、「フルサイズミラーレス専用設計」と「新たな高倍率ズーム、誕生」のコピーに続いて「2020.6,11 情報解禁」の文字が表示される。ちなみにタムロンのソニーEマウント用レンズの特設サイトは、シルエットのままだ。
今度のティザームービーでは、2つの操作リングとズームロックスイッチが、はっきりと見てとれる。6月11日に発表される新レンズは、第1弾のティザームービーからの推測通り、フルサイズミラーレスカメラに専用設計された高倍率ズームレンズということ。期待は裏切られなかったようだ。
ただ、予想していた「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC (Model B011)」のフルサイズバージョンにしてはレンズの全長がやや長い印象を受ける。口径はほぼ同じはずなので、操作性を向上させるためのデザイン変更、あるいは焦点距離が18-200mmとは異なることも考えられる。また別の可能性として、駆動系にリニアモーターフォーカス機構VXDやステッピングモーターユニットRXDといった新機構を搭載することによるものなのかもしれない。
「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC」は、デジタルカメラの特性に配慮した光学設計とはいえ、発売は2011年12月 (ソニー用) で、光学系には手ブレ補正機構VCも搭載されている。新レンズは、ソニーEマウント用レンズのはずだから、ボディ内手ブレ補正に対応するレンズとして、光学系は一新されるはずだ。またシリーズのほかのレンズと同様に、ファストハイブリッドAF、瞳AFに対応すると考えていいだろう。どんなレンズが姿を現すのか、6月11日の発表を待ちたい。
〈文〉柴田 誠