オリンパスは、2007年3月から運営してきた写真コミュニティサイト「Fotopus (フォトパス)」を2020年12月末で終了すると発表した。
オリンパスは「Fotopus」を通じて写真のさまざまな楽しみ方を提案してきたが、サービスの利用状況やSNSなどの新たなサービスの普及による環境変化もあり、「Fotopus」の終了を決断した。また、それに伴いフォトパスポイントの配布、使用のサービスも終了となる。プレゼントキャンペーンなどを実施する「フォトパスパーク」は、2020年6月末で閉鎖される。
「Fotopus」は、写真を通して会員同士のコミュニケーションを広げたり、写真を楽しめる場として活用できる会員向けサービス。誰でも登録できる無料のゲスト会員と、オリンパスユーザー対象のスタンダード会員 (無料)、プレミア会員 (有料) があり、会員種別によって利用できる特典サービスなどが異なっている。
終了するサービスは、「フォトパスパーク」のほかに写真の投稿や投票ができる「フォトギャラリ」、Web上で自分の写真展を開催することができる「Web写真展」、テーマを設けて開催される「フォトコンテスト」など。「フォトギャラリ」の写真投稿・コメントは12月21日11時で受付を終了する。なお、投稿写真は「Fotopus」終了まで閲覧可能となっているが、投稿した写真は削除されてしまうため、必要な場合は終了までにダウンロードする必要がある。「Web写真展」は、10月26日開始分が最終となる。
写真投稿関連やオンラインショップでの商品購入などで付与されるポイントの取得期限は2020年6月末までとなっており、使用期限は2020年12月末まで。「Fotopus」では、年内にポイントを利用するよう勧めている。
〈文〉柴田 誠