シグマは、Lマウントレンズ専用に開発したテレコンバーター「SIGMA TELE CONVERTER TC-1411」と「SIGMA TELE CONVERTER TC-2011」を2020年7月10日に発売する。2020年6月時点の対応レンズは「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」。希望小売価格は、焦点距離を1.4倍にする「TC-1411」が55,000円、2倍にする「TC-2011」が60,000円 (いずれも税別) となっている。
「SIGMA TELE CONVERTER TC-1411 / TC-2011」は、レンズとカメラ本体との間に装着することで、焦点距離の拡張を実現するテレコンバーター。シグマのレンズライン Contemporary、Art、Sportsの高い光学性能に合わせて高画質を追求しており、マスターレンズの性能を極限まで保ちつつ焦点距離を拡大することができる。
ミラーレスシステム専用に開発された「TC-1411」「TC-2011」は、F値に制限されることなくAF撮影が可能となっている。「100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary」装着時には、「TC-1411」では140-560mm F7-9のAF超望遠ズームレンズとして、「TC-2011」では200-800mm F10-12.6のAF超望遠ズームレンズとして使用することができる。
「TC-1411」「TC-2011」とも、Sportsラインのレンズと同等の防塵防滴構造を採用しており、防塵防滴仕様のカメラ・レンズと組み合わせることで過酷な屋外での撮影環境にも対応する。また、シグマ製品のファームウェアアップデートやカスタマイズを行うことのできる「SIGMA USB DOCK UD-11」(2020年夏発売予定) にも対応する。
SIGMA TELE CONVERTER TC-1411 主な仕様
レンズ構成 4群7枚
焦点距離・撮影倍率 マスターレンズの1.4倍
マウント基準面の間隔 17.2mm
サイズ (最大径×長さ) φ65.2×33.1mm
質量 175ｇ
SIGMA TELE CONVERTER TC-2011 主な仕様
レンズ構成 4群8枚
焦点距離・撮影倍率 マスターレンズの2倍
マウント基準面の間隔 31.2mm
サイズ (最大径×長さ) φ65.2×46.9mm
質量 205ｇ
〈文〉柴田 誠