焦点工房は、Fotodiox (フォトディオックス) の電子マウントアダプター「EOS-MFT-Fusion」と「EOS-MFT-Fusion-Redux」を2020年6月16日に発売した。いずれも、キヤノンEFマウントレンズをマイクロフォーサーズマウントのミラーレスカメラに装着するマウントアダプターで、絞りレバー、電子接点を搭載する。
Fotodiox EOS-MFT-Fusion
「EOS-MFT-Fusion」は、キヤノンEFマウントレンズをマイクロフォーサーズマウントのミラーレスカメラに装着するための電子マウントアダプター。キヤノンEF-Sレンズにも対応しているが、「オリンパス OM-D E-M10 Mark III」には装着することができない。希望小売価格は30,000円 (税別)。
電子接点を採用しており、AF撮影が可能。撮影した画像の焦点距離や露出などの情報は、Exifデータとして記録される。レンズ内手ブレ補正機構 (キヤノンIS、シグマOS、タムロンVC)、カメラ内手ブレ補正機構にも対応する。また、パソコンとUSB接続することで、ファームウェアのアップデートをすることができる。
本体側面には、Iris Toggle (アイリス トリガー) と呼ばれる絞りレバーを搭載する。ただし、絞りレバーでのコントロールはパナソニックLUMIX Gシリーズのみ対応となっている。
Fotodiox EOS-MFT-Fusion-Redux
「EOS-MFT-Fusion-Redux」は、フォーカルレデューサーと呼ばれる縮小光学系を搭載した電子マウントアダプター。フォーカルレデューサーにより、装着したレンズの焦点距離が0.71倍に縮小され、より広い画角での撮影が可能となる。また、フォーカルレデューサーレンズの集光効果により、F値が1段分明るくなるメリットがある。希望小売価格は40,000円 (税別)。
なお、キヤノンEFマウントレンズに対応しているが、EF-Sレンズは使用できない。「オリンパス OM-D E-M10 Mark III」には装着不可となっている。
主要な機能は「EOS-MFT-Fusion」と同様となっており、電子接点の採用によりAF撮影が可能で、撮影情報のExifデータ記録ができる。またレンズ内手ブレ補正機構、ボディ内手ブレ補正機構に対応する。絞りレバー「Iris Toggle」も搭載されている。
〈文〉柴田 誠