富士フイルムは、ラージフォーマットセンサーを搭載した中判ミラーレスカメラGFXシリーズ用の広角単焦点レンズ「フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR」を2020年7月下旬に発売する。1億2百万画素のイメージセンサーを搭載する「FUJIFILM GFX100」に対応する12本目のGマウントレンズだ。希望小売価格は227,000円 (税別)。
<2020.7.15> 発売日が2020年7月22日 (水) に決定。
■1億画素に対応する描写力
「フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR」は、圧倒的な描写力と優れた携帯性を実現した、35mm判換算で24mm相当の広角レンズ。非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚を含む10群13枚のレンズ構成を採用し、球面収差や色収差、広角レンズで表れやすいディストーションなどを効果的に補正する。
■防塵・防滴仕様のコンパクトなレンズ
最大径はφ84mm、全長99.4mmで、質量510gのコンパクトなボディを実現。鏡筒の9か所にシーリングを施し、防塵・防滴・−10℃の耐低温構造となっている。
■AF性能
インナーフォーカス方式の採用により、高速・静音・高精度なAFを実現。フォーカスリングを回転させたときに発生する画角変動 (フォーカスブリージング) を0.05%まで低減させ、静止画撮影だけでなく動画撮影にも対応可能なレンズとなっている。
GFXシリーズ用交換レンズは、「GF30mmF3.5 R WR」の発売により計12本をラインナップ。広角から望遠まで、幅広い撮影領域をカバーする。Gマウントレンズロードマップでは、2021年末までに「GF80mmF1.7 R WR」の登場も予告されている。
フジノンレンズ GF30mmF3.5 R WR 主な仕様
マウント 富士フイルムGマウント
焦点距離 30mm (35mm判換算 24mm相当)
開放絞り F3.5
最小絞り F32
レンズ構成 10群13枚 (非球面レンズ2枚、EDレンズ2枚)
画角 84.7°
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 32cm
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 φ58mm
サイズ (最大径×長さ) φ84×99.4mm
質量 約510g
〈文〉柴田 誠