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一般発売してほしい! キヤノンがフェイスシールドの暑さ軽減にファン付きバイザーを開発

キヤノンは、マスクやフェイスシールドを着用した際の暑さを軽減する、ファン付きバイザーを独自に開発。社内の生産現場などで利用を開始した。

キヤノンが開発したファン付きバイザー
▲着用イメージ

 

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための「新しい生活様式」を実践するにあたり、マスクやフェイスシールド着用時の熱中症対策として開発された。これからの本格的な夏に向けて、キヤノン社内においても日常業務での暑さ対策が課題となっていたという。

このファン付きバイザーは、頭部に装着する本体部分にファンを搭載しており、額から顔前面にかけて下向きの気流が発生する。付属する透明シールドの装着時やマスクを併用した際に、暑さの軽減が期待できる。本体に、カメラやレンズに用いられるプラスチック素材を採用したというのが、カメラメーカーのキヤノンならでは。

キヤノンが開発したファン付きバイザー
▲付属の透明シールド装着時

 

このファン付きバイザーの知的財産権は、「COVID対策支援宣言書」の対象となる。「COVID対策支援宣言書」とは、新型コロナウイルス感染症のまん延終結を目的とした行為 (診断、予防、封じ込めおよび治療など) に対して、一切の対価や補償を求めることなく、保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利を一定期間行使しないことを宣言したもの。キヤノンが発起人として参画している。

 

今のところ一般向けの商品として発売する旨のアナウンスはされていない。しかし、いろいろな場面で活用できそうなアイテムなので、近い将来に広く普及することを期待したい。

 

※ウイルスなどの感染を防ぐのものではない。また、生産現場などでの使用を想定しており、医療用ではないとのこと。

 

 

〈文〉佐藤陽子