タムロンが、鉄道風景や鉄道のあるスナップ写真などを募集した「第2回 タムロン鉄道風景Instagramコンテスト 2020」の審査結果を発表した。
タムロンでは、プリント応募限定の「タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」を2008年から開催しているが、2019年からはInstagram上で作品を募集する「タムロン鉄道風景Instagramコンテスト」も実施している。
撮影機材不問、スマートフォンから指定のハッシュタグを付けてInstagramに投稿するだけで応募できるという手軽さもあり、2020年は6月15日~7月17日の募集期間中に約8,000点がエントリー。審査員を務めた鉄道写真家の杉山慧さんは、「新型車両の登場、鉄道路線や関連施設の廃止といった話題性のあるできごとを各々の視点で捉えた作品も多く見受けられました」という。さらに、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、混雑する場所は避けて撮影した作品や、少し前に撮影した作品を応募するなど、工夫してコンテストに挑んだこともうかがえたそうだ。
審査により、全20点の入賞作品20点が決定した。大賞は、@nishikaze3578さんによる愛媛県伊予市の予讃線・下灘駅での1枚だ。審査員の杉山さんは、「多くの人が“インスタ映え”を求めて訪れる場所ですが、多重露光を用いた作品は斬新。この2人がどのような思いで景色を見ているか、もし自分が誰かとそこに座ったらどんな会話をするだろうかなど、さまざまなイメージを抱かせてくれると思います」と評した。
そのほかの入賞作品と講評は、タムロン公式ブログ「TAMRON MAG」で公開されている。
■「第13回 タムロン鉄道風景コンテスト」も作品募集中
鉄道風景写真や鉄道のあるスナップ写真をプリントで募集する「第13回 タムロン鉄道風景コンテスト」は2020年8月25日 (火) まで開催している。「タムロン鉄道風景Instagramコンテスト」に応募した作品も、入賞作品であるかどうかを問わず応募可能だ。
詳細はこちら。
https://getnavi.jp/capa/photocon/200825tamron/
〈文〉佐藤陽子