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クラウドファンディングで即日完売したPENTAXの双眼鏡と単眼鏡が、反響に応えて一般発売

リコーイメージングは、「PENTAX V」シリーズの双眼鏡「PENTAX VD 4×20 WP」と単眼鏡「PENTAX VM 6×21 WP」を2020年9月4日に発売する。

PENTAX VD 4×20 WP、PENTAX VM 6×21 WP

分離式双眼鏡「PENTAX VD 4×20 WP」と単眼鏡「PENTAX VM 6×21 WP」は、分離・合体構造で高い利便性・拡張性を備えた新シリーズの第1弾となる新コンセプトの製品。クラウドファンディングサイト Makuakeで即日完売し、ファンド総額約482万円を達成した。

デザインは、限定カスタム一眼レフカメラ「PENTAX KP J Limited」のデザイナー・TKOさんが手がけている。プロジェクト終了後も継続販売を求める声が多かったことを受けて、一般発売が決定した。

 

画期的な分離式3WAY双眼鏡「PENTAX VD 4×20 WP」

「PENTAX VD 4×20 WP」は、左右の鏡筒を分離したり、分離した鏡筒を直列に接続することのできる構造を採用する。分離した状態では、2本の単眼鏡として利用することが可能で、鏡筒を直列に接続した状態では、16倍の高倍率な望遠鏡として使用できる。希望小売価格は37,000円 (税別)。

PENTAX VD 4×20 WP

 

顕微鏡写真も撮影できる単眼鏡「PENTAX VM 6×21 WP」

「PENTAX VM 6×21 WP」は、ホールドした手でピント調整ができるフォーカス機構を備えた単眼鏡。

PENTAX VM 6×21 WP

専用の別売アクセサリーとしてマクロスタンド「V-MS1」、スマートフォンアダプター「V-SA1」が用意されており、「VM 6×21 WP」と組み合わせれば、スマートフォンで約18倍の顕微鏡写真が撮影可能になる。「6×21 WP」にマクロスタンドとスマートフォンアダプターを同梱した「VM 6×21WP コンプリートキット」も同時発売される。

PENTAX VM 6×21 WP用アクセサリー

希望小売価格は、「VM 6×21 WP」が18,500円 (税別)、マクロスタンド「V-MS1」が6,800円 (税別)、スマートフォンアダプター「V-SA1」が5,600円 (税別)、コンプリートキットが28,500円 (税別)。

 

ほかにもPENTAXブランドの双眼鏡を発売

■PENTAX UD 9×21 / PENTAX UD 10×21

「PENTAX UD 9×21」「PENTAX UD 10×21」は、コストパフォーマンスに優れた双眼鏡の新シリーズ。高倍率設計のダハプリズム双眼鏡で、一般的な小型双眼鏡の倍率(6~8 倍)と比較して、一回り大きいサイズで対象物を鑑賞できる。いずれも希望小売価格は9,000円 (税別)。

PENTAX UD 9×21
「PENTAX UD 9×21」はフルマルチコーティングを施した光学系を採用し、ブラック、グレーオレンジ、ネイビー、グリーン、ピンクの5色のカラーバリエーションをラインナップする。
PENTAX UD 10×21
「PENTAX UD 10×21」は本体サイズはそのままに、10倍の光学系を採用している。

 

■PENTAX Papilio II 6.5×21 WF-L / PENTAX Papilio II 8.5×21 WF-L

「PENTAX Papilio II WF-L」2モデルは、WWFジャパン (公益財団法人世界自然保護基金ジャパン) の環境保全活動を支援する、特別仕様の双眼鏡。

PENTAX Papilio II 6.5×21 WF-L
PENTAX Papilio II 6.5×21 WF-L

 

本体には支援モデルの証であるWWFのオフィシャルロゴマーク (パンダマーク) が記されるほか、ストラップや説明書等の収納に使用しているビニール袋を廃止し、パッケージにも環境に配慮した素材を採用。付属品を含め、極力環境に優しい仕様となっている。希望小売価格は「6.5×21 WF-L」が17,000円 (税別)、「8.5×21 WF-L」が19,500円 (税別)。

PENTAX Papilio II 8.5×21 WF-L
PENTAX Papilio II 8.5×21 WF-L

 

パッケージには、アフリカで動物の生態をPENTAXのカメラで追い続ける写真家・金子裕昭さんの作品が採用されている。なお、本製品の売り上げの5%がWWFジャパンの活動資金として役立てられる。

 

 

〈文〉柴田 誠