キヤノンが、一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」、ミラーレスメラ「EOS R5」、ワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-R10B」の最新ファームウェアを2020年8月27日に公開した。機能向上と改善が盛り込まれている。
変更内容は以下のとおり。
EOS-1D X Mark III ファームウエア Version 1.2.0
- ブラウザーリモート使用時、以下の機能を追加。
- ブラウザー上の再生画面で、画像一覧表示の自動更新ができる。
- ブラウザー上の撮影画面で、動画記録サイズおよびハイフレームレートの設定ができる。
- ブラウザー上の撮影画面で、動画撮影モードの切り替えができる。
- ブラウザー上の撮影画面で動画撮影ボタンを押すと、すぐにライブビュー映像が表示される。
- 瞳AFの検出精度向上により、主被写体の人物の顔が今までより小さい状態からでも、瞳を安定的に検知することができる。
- ファインダー撮影時、下記のいずれかの設定でシャッターが切れなくなる、またはカメラの操作ができなくなる現象を修正。
- ワンショットAFで、測距エリア選択モードをゾーンAF / ラージゾーンAF / 自動選択AFに設定。
- AIサーボAFで、スマートコントローラーによるAFダイレクト選択を設定。
- 操作ボタンカスタマイズで撮影機能の登録と呼出を割り当て。
- FTP転送時の接続性を改善。
- WFT-E9使用時のWi-Fi接続性を改善。
- 一部のCFexpressカードを使用した際にカードへアクセスする時間を改善。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eos1dxmark3-firm.html
EOS R5 ファームウエア Version 1.1.0
- 映像をカメラの画面に表示しながら、HDMI出力による映像表示を行う設定時に、[温度上昇緩和 : 入] が設定できる。
- 一部のRFレンズを使用した動画撮影におけるレンズ内手ブレ補正の制御を改善。
- 表示言語「英語」設定時 : 「スローシンクロ」の設定画面における情報表示を修正。
- FTP転送時の接続性を改善。
- 一部のCFexpressカードを使用した際にカードへアクセスする時間を改善。
- 動画撮影において、温度検知および撮影可能時間制御を改善。また、これにより常温環境下で短い時間の撮影と電源OFFを繰り返した際の撮影可能時間を改善。
- 「日付/時刻/エリア」設定をしていないと、動画撮影可能時間が正しく表示されない現象を修正。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosr5-firm.html
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-R10B ファームウエア Version 1.1.0
- FTP転送時の接続性を改善。
- Wi-Fi接続性を改善。
- 特定の設定の組み合せにおいて、ネットワークに接続できないことがある現象を修正。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/wftr10b-firm.html