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開放F0.95の明るい大口径レンズ「TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」にライカMマウントが登場

焦点工房は、銘匠光学の大口径レンズ「TTArtisan 50mm f/0.95」ライカMマウントを2020年9月1日に発売した。参考価格は98,000円 (税込)。また、焦点工房オンラインストアでは、TTArtisanのマウント変換アダプターを同梱した「TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント + マウントアダプターセット」も同時発売。価格は91,800円 (税込)。

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント

 

「TTArtisan 50mm f/0.95」は、2020年3月25日にソニーEマウントと富士フイルムXマウントの2マウントが数量限定で発売された。いずれもAPS-Cフォーマット対応で、焦点距離は35mm判換算77mm相当だったが、今回発売されたライカMマウントの「TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」は、35mmフルサイズ対応となっている。

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント
▲装着イメージ

 

レンズ構成はED (特殊低分散) レンズ2枚、ASPH両面非球面レンズ1枚、高屈折低分散レンズ8枚を含む8群11枚構成となっており、最新の光学設計を採用して優れた描写性能を実現。光量の少ない場所での手持ち撮影や美しく大きなボケ表現など、大口径レンズの特徴を活かした表現が可能となっている。フォーカスは、距離計連動型のマニュアルフォーカスで、最短撮影距離は0.7m。14枚の絞り羽根を採用する。フィルター径は67mmだ。

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント

 

ライカMマウントは、カメラボディとのバランスを考慮したスマートなデザイン設計となっており、ソニーEマウント / 富士フイルムXマウントのφ69×88mmからφ67mm×82mmへと小型化され、質量も約725gから約690gに軽量化が図られている。また、マウント部には18金メッキが施されており、見た目にもインパクトのあるスペシャルなレンズとなっている。

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント
▲左がMマウント、右がEマウント/Xマウント

 

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント + マウントアダプターセット

ライカMマウントの「TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」を他マウントのミラーレスカメラでも使用可能にするマウントアダプターのセット。ソニーE、富士フイルムX、キヤノンRF、ニコンZ、ライカL (バヨネット)、富士フイルムGの6マウントがラインナップされている。

TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント

  • ソニーEマウントアダプター「M-E」
  • 富士フイルムXマウントアダプター「M-FX」
  • キヤノンRFマウントアダプター「M-EOSR」
  • ニコンZマウントアダプター「M-Z」
  • Lマウントアダプター「M-L」
  • 富士フイルムGマウントアダプター「M-GFX」

 

銘匠光学 TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH ライカMマウント 主な仕様

マウント ライカMマウント
焦点距離 50mm
絞り F0.95〜F16
レンズ構成 8群11枚 (EDレンズ2枚、ASPH両面非球面レンズ1枚、高屈折低分散レンズ8枚)
絞り羽根枚数 14枚
最短撮影距離 0.7m
フィルター径 φ67mm
サイズ (最大径×長さ) φ72×73mm (マウント部を除く)
質量 約690g

 

 

〈文〉柴田 誠