富士フイルムは、「X Summit OMIYA 2020」を2020年10月15日にYouTubeイベントとして世界同時配信した。その中で、Xシリーズ用交換レンズの開発ロードマップが更新され、大口径広角単焦点レンズと望遠ズームレンズが開発中であることが明らかになった。
どちらのレンズも2021年中の登場が予定されている。新たに2本のレンズが加わることで、XFレンズは超広角から超望遠まで、計37本がラインナップされることになる。
大口径広角単焦点レンズ「XF18mmF1.4」
焦点距離18mm (35mm判換算 27mm相当) の「XF18mmF1.4」は、優れた描写力が好評の大口径プライムシリーズに位置付けられ、画質を最優先に設計されたレンズだ。
歪みを感じさせないシャープさと大口径ならではの豊かなボケ味を備えた高画質モデルとして開発が進められている。ポートレートやスナップ撮影にも最適なレンズということで、どんな描写をする大口径広角レンズになるのか、続報に期待したい。
望遠ズームレンズ「XF70-300mmF4-5.6 OIS」
焦点距離70〜300mm (35mm判換算 105〜450mm相当) の「XF70-300mmF4-5.6 OIS」は、14本目となるズームレンズ。小型軽量なXマウントシステムを生かして設計された、コンパクトな望遠ズームレンズだ。
手ブレ補正機能を備え、テレコンバーターにも対応予定となっている。「XF2X TC WR」装着時には、35mm判換算で900mm相当の超望遠撮影ができるレンズとなる。登場が楽しみなレンズだ。
〈文〉柴田 誠