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高感度撮影ができるモノクロ撮影専用フルサイズコンデジ「ライカQ2モノクローム」

ライカカメラジャパンは、「ライカQ2モノクローム」を2020年11月19日に発売する。フルサイズコンパクトデジタルカメラとして世界で初めてモノクロ撮影専用の撮像素子を搭載した。価格は740,000円 (税別)。

ライカQ2モノクローム

「ライカQ2モノクローム」は、大口径単焦点レンズ「ライカ ズミルックスf1.7/28mm ASPH.」、高速・高精度のAFシステム、有機EL電子ビューファインダーなど、「ライカQ2」の機能と性能を受け継いで誕生したモノクロ撮影専用モデル。撮像素子には、専用に開発した有効4730万画素のモノクロ撮影専用35mmフルサイズCMOSセンサーを採用する。最高ISO感度100000相当の高感度撮影も可能で、4K動画撮影 (30fps/24fps) もできる。

■デザイン

ボディカラーは、マットなブラックペイントを採用しており、操作部などに刻まれている文字や数字のカラーはホワイトまたはグレーで統一され、全体的なカラーリングもモノトーンにまとめられている。

ライカQ2モノクローム

また、新たなレザー外装を採用するとともに、トップカバーの上面には「MONOCHROM」の文字を刻印。本体の正面には「Leica」の赤いロゴを配さず、「モノクローム」というコンセプトを強調した。上品で落ち着いた雰囲気に仕上げられた外観デザインとなっている。

ライカQ2モノクローム

■「ライカQ2」を踏襲した機能

「ライカQ2」と同様に、有機EL電子ビューファインダーを搭載し、高速・高精度AF、画像処理エンジン「LEICA MAESTRO II (ライカ・マエストロ・ツー)」による最大記録画素4730万画素で10コマ/秒の高速連写性能を実現。ボディの随所には保護シーリングを施し、IP52相当の防塵・防滴性能となっている。

アプリ「Leica FOTOS」にも対応しており、Wi-Fi機能と組み合わせることで撮影した静止画をSNSにアップロードしてシェアしたり、スマートフォンからカメラの各種の設定を変更してリモート撮影することができる。

■操作性

操作性においては、直感的に操作できる独特のコンセプトを採用する。メニューでは、項目の合理化を図り、モノクロ撮影専用カメラとしての特殊な項目を追加。また、カラー関連の設定が不要なため、静止画と動画の両方でこれらのメニュー項目を削除し、代わりに色調 (青、セピア、セレン) が追加されている。

 

アクセサリー

「ライカQ2モノクローム」に合わせて特別に設計したイエロー、グリーン、オレンジのカラーフィルター3種類が新たに登場する。フィルターサイズはE49。いずれも2020年12月発売予定、16,000円 (税別)。

カラーフィルター E49

 

カメラ本体と同じレザー外装の「ハンドグリップ」もラインナップする。2020年11月19日発売、16,000円 (税別)。

ライカQ2モノクローム
装着イメージ

 

ライカ Q2 モノクローム 主な仕様

有効画素数 4730万画素
撮像素子 モノクロ撮影専用35mmフルサイズCMOSセンサー
レンズ ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.
ISO感度 ISO 100〜100000
シャッター速度 60〜1/2000秒 (メカシャッター)
ファインダー 368万ドット 有機EL電子ビューファインダー
画像モニター 3.0型 約104万ドット タッチパネルTFT液晶モニター
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II対応)
サイズ (幅×高さ×奥行) 130×80×91.9mm
質量 637g (本体のみ) / 734g (バッテリーを含む)
付属品 キャリングストラップ、レンズフード、レンズキャップ、ホットシューカバー、充電式リチウムイオンバッテリー、バッテリーチャージャー、電源コード、USBケーブル

 

 

〈文〉柴田 誠