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全行程を職人が手作り、工芸品レベルの本革カメラケース「グリップケース for LeicaQ」

HANGUI PROJECT (ハングイ・プロジェクト) のブランド「INDUSTRIA★ (インダストリア)」は、ライカQシリーズ専用のボディケース「グリップケース for LeicaQ」を2020年12月10日に公式サイトにて発売した。カラーはブラック、ブラウンと数量限定のターコイズ、オレンジの4色。価格はいずれも25,300円 (税込)。

グリップケース for LeicaQ

 

イタリア製高級本革を素材に、熟練した職人が丁寧に作り上げており、スナップ撮影などで便利なフィンガーストラップを標準装備する。

グリップケース for LeicaQ

■最高級のイタリア製本革を採用

ボディケース表地には、イタリア・コンチェリア-ラブレターニャ社製の牛革「Arizona」を使用。植物から抽出したタンニンでなめした革に、時間と手間をかけゆっくりと丁寧にオイル成分を染み込ませるイタリア・トスカーナ地方の伝統的技法「バケッタ製法」で製造されており、使い込むほど深みのある雰囲気を醸し出し、最高級本革ならではの風合いを得ることができる。また植物成分によるタンニンを使用することで、環境や人体にも優しいのも特徴の一つだ。ボディケース裏地には、上質なピッグスキンを素材とした国産スエード革を使用した。

グリップケース for LeicaQ

■ベテラン革職人が全行程を手作り

ボディケースの製造は日本国内で行っている。長年、革製のカメラケースやバッグなどを手掛けてきた革職人が革すき、パターンからの切り出し、縫製、コバ塗りに至るまでの一連の工程全てを担当する。INDUSTRIA★の代表でデザイナーでもある半杭誠一郎さんと革職人が互いに意見を出し合い、何度も手直しを行ったうえで完成したもので、「工芸品レベルに達したボディケース」と、そのつくりの確かさ・美しさ・味わい深さを半杭さんは語っている。

グリップケース for LeicaQ
ブラック装着イメージ

■堅牢性

ライカQシリーズのボディを擦れやキズ、ちょっとした衝撃などからしっかりと守る。型崩れを防いで耐久性を向上させるために、ケース側面の表地と裏地の間にアルミプレートを、底部には真鍮プレートを入れている。ボディケース底部は接着剤などで貼り付けているものが多い中、「グリップケース for LeicaQ」ではしっかりと縫製されており、丁寧につくられているのがわかる。

グリップケース for LeicaQ

■付属フィンガーストラップ

スナップシューターにとって嬉しい付属のフィンガーストラップは、ケース同様コンチェリア-ラブレターニャ社製の「ARIZONA」を使用し、しっかりとカメラを持つ指にフィットするものとなっている。ボディケースのフィンガーストラップ用ホールは、通常のカメラストラップを通すこともできるよう設計されており、カメラの縦吊りにも対応する。フィンガーストラップを留める金具は真鍮製で、打ち込み式のギボシを採用した。

グリップケース for LeicaQ

 

INDUSTRIA★
INDUSTRIA★は、ヘアメイク用のバッグやカメラバッグなどで知られるARTISAN&ARTIST (アルティザン&アーティスト) を創業したプロダクトデザイナー・半杭誠一郎さんが代表を務める「株式会社HANGUIプロジェクト」によるブランド。一切の装飾や無駄を廃し、かつ的確に機能することをコンセプトに、カメラケースをはじめ、カメラバッグ、カメラストラップ 、ウォレット、ステーショナリーケースなどを手掛ける。カメラ関連のアイテムは、ライカをはじめいくつもの機種を使い込んだ経験を基にデザインを行い、圧倒的な品質とモノとしての美を追い求めたものとなっている。

INDUSTRIA★ グリップケース for LeicaQ 主な仕様

カラー ブラック、ブラウン、ターコイズ、オレンジ
主材質 イタリア製バケッタレザー (Arizona)、真鍮
サイズ W135mm×H90mm×D35mm
重量 ケース単体 76g、グリップストラップ 9g
生産国 日本

 

 

〈文〉柴田 誠