ハイエースとランドクルーザーの専門店で、クルマのリノベーションプロジェクト「リノカ (Renoca)」を行っているフレックスは、「EURO BOX (ユーロボックス)」を2021日1月18日に発売した。
営業車の代名詞とも言える「プロボックス」をベースカーにパーソナルユースにリデザインしたもので、「リノカ」の公式WEBサイトではボディカラーや内装、ホイールなどのパーツを変更して、自分仕様のリノカをつくることができる。ユーロボックス専用ページでは、車両の詳細や製作の背景なども見ることができる。参考価格は2,398,000円 (平成30年式 / 走行距離 50,000kmの場合)。
■撮影機材の運搬に
これまで「リノカ」がリノベーションのベースに選んできたクルマは、壊れにくく、長く乗れて、新しい使い方を予感させる「いいクルマ」。新モデル「EURO BOX」のベースカーは、営業車の代名詞「プロボックス」だ。現場目線で考えられた耐久性、積載性、取り回しの良さと機能性に着目した。営業車がベースだけに、大型の撮影機材を持っての移動や撮影旅行にも活躍してくれそうだ。
■商業車をリデザイン
フロントフェイスは、「仕事道具」としての「プロボックス」のつくりのシンプルさを生かして、シンプルで親しみやすい表情にリデザインした。ボディカラーは、グレーやベージュなど、ありそうでない色を数パターンセッティング。内装は、もとのシンプルな構成の良さを引き立たせるように、チェックパターンを基調としたアットホーミングなオリジナルシートカバーを開発。あらゆる点で世代や性別を超えて愛されるクルマを目指している。
■日常からレジャーまで、車中泊にも便利
「EURO BOX」が、運転しやすいコンパクトさとともに車内空間が広々としているのは、もともと仕事仕様のクルマだから。実際の使いやすさを起点に考えられたベースカーのパッケージは、普段使いだけでなくレジャーにも打って付けだ。それは撮影にとってもお役立ちのクルマとも言える。二列目シートを倒せば、シングルベッドのマットレスが積めるぐらいの空間が出現する。大人二人、子供一人ぐらいが寝られるスペースは、車中泊するのにも困らないから、星景写真や野生動物、航空機などの撮影に便利そうだ。
■自分仕様の「リノカ」を
「リノカ」の公式WEBサイトにある車種別シミュレーションページ「Make Your own RENOCA」では、ボディカラーや内装、ホイールなどのパーツ各種を変えて、自分だけの「リノカ」をつくることができる。自分仕様の購入価格概算を確認し、見積もり依頼をすることも可能となっている。
〈文〉柴田 誠