OMデジタルソリューションズは、2020年の日本国内レンズ交換式デジタルカメラ市場において、2019年に続いてレンズマウント別台数シェアNo.1を達成したことを発表した。
2020年には、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した4機種のミラーレスカメラが登場。国内市場におけるレンズマウント別の台数シェア21.7%を達成した。
2020年登場のマイクロフォーサーズカメラ
■LUMIX BGH1
新コンセプトのボックス型ミラーレスカメラ。2020年11月19日発売。
https://getnavi.jp/capa/news/349573/
■OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV
気軽に高画質撮影が楽しめるミラーレスカメラ。2020年9月18日発売。
https://getnavi.jp/capa/news/345188/
■LUMIX G100
音にもこだわった小型軽量ミラーレスカメラ。 2020年8月20日発売。
https://getnavi.jp/capa/news/341537/
■OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III
小さなボディに上位機種「OM-D E-M1X」の高機能が詰まったミラーレスカメラ。2020年2月28日発売。
https://getnavi.jp/capa/news/327560/
マイクロフォーサーズシステムは、2008年に当時のオリンパスイメージング株式会社と松下電器産業株式会社 (現在のOMデジタルソリューションズ株式会社とパナソニック株式会社) によって発表された規格。共同規格ならではのラインナップの充実やシステムの発展性により、現在ではBtoB企業も含めた賛同企業は56社となっている。
コンパクトなシステム構成が大きな魅力のマイクロフォーサーズシステム規格は、ミラーレスカメラの先駆者として、カメラ市場を牽引してきた。カメラの出荷台数は2010年をピークに減少を続け、市場規模は縮小しているものの、ミラーレスカメラの需要は伸びている。その一方で、スマートフォンのカメラ機能の向上は、凄まじいものがある。また、Vlogなど一眼カメラによる動画撮影やサブスクのような新しいカメラレンタルの登場により、撮影機材や映像に対する意識が大きく変わりつつある。2021年はマイクロフォーサーズにとってどんな年になるのか、どんなカメラやレンズが登場してくるのか、注目していきたい。
〈文〉柴田 誠