ライカカメラ社は、「ライカ Q2」の特別限定モデル「ライカQ2 Daniel Craig x Greg Williams」を2021年2月28日発売した。販売数は世界限定750台。価格は850,000円 (税別)。
■きっかけは映画「007」シリーズ
「ライカQ2 Daniel Craig x Greg Williams (ダニエル・クレイグ × グレッグ・ウィリアムズ)」は、「ライカ Q2」をベースにデザインされた特別仕様。俳優のダニエル・クレイグさんと、イギリスの写真家グレッグ・ウィリアムズさんとのコラボレーションによって誕生した。
ウィリアムズさんは、クレイグさんが映画「007」シリーズで初めてジェームズ・ボンド役を演じたときから写真を撮り続け、舞台裏の撮影や映画のポスター、書籍なども手がけてきた。また、クレイグさんは大の写真愛好家であり、ともにライカの熱狂的なファンであることから、ライカとのトリプルコラボレーションが実現した。
■ブラックとゴールドを基調としたカラーリング
カメラの性能は通常モデルの「ライカ Q2」と同様だが、より高級感のある上品なデザインに仕上げられている。カラーリングはブラックとゴールドを基調としており、操作部などに刻まれている文字や数字の色は、ゴールドを採用。液晶画面の上部には「DC × GW」とシリアルナンバーが、下部には「Daniel Craig × Greg Williams」が、レーザーで刻印されている。
取り付け部の金具には金メッキを施しているほか、カメラ本体の外装にも、上品なダイヤ柄のパターンをエンボス加工した同素材のナパレザーを使用する。
■「Leica」のロゴも特別仕様
本体正面の「Leica」のロゴは、ライカとしては初めて、通常のレッド×ホワイトではなく、ブラック×ゴールドを採用して、さらなる特別感を演出する。
キャリングストラップには天然植物由来の染料で染色したナパレザーを使用しており、「Leica」のロゴがエンボス加工されている。
特別に設計されたゴールドの文字とブラックの絹の裏地が施されたヒンジ開閉式の特製ボックスに収められる。
〈文〉柴田 誠