ケンコー・トキナーは、気軽に野鳥観察ができ、スマホを接続することで撮影も可能なフィールドスコープ「PRO FIELD GAIA (プロフィールドガイア)」2機種を、2021年3月19日に発売した。価格はいずれもオープン、参考価格は19,800円 (税込) となる。
野鳥の観察などに使われるのが、望遠鏡の一種「フィールドスコープ」。スマホアダプターが付属することで、観察だけでなくスマートフォンを使用して気軽に写真や動画撮影を楽しめる。
「プロフィールドガイア」には接眼レンズの位置により、直射式と傾斜式の2種類があり、用途により選択できる。直視型は、スコープ本体と接眼レンズが平行なモデル。野鳥にまっすぐ向き合えるため、対象物を視野に捉えやすく、三脚の位置はやや高くなるが、自然な姿勢で観察が可能になる。
傾斜型は、スコープ本体に接眼レンズが斜めに付き、覗き込むように使用するモデル。樹上などの高い位置を仰角で観察しやすく、低い位置に設置できるためイスに座ってじっくり観察するといった用途に向いている。
いずれも倍率16～48倍のズーム式フィールドスコープとなっている。
ピント合わせは、粗動と微動のピント合わせを持つデュアルフォーカス式で微細なピント合わせが可能。
スライド式フードを伸ばすことで、雨滴を防いだり、余分な光をカットして見やすくなる。防滴仕様で突然の雨でも安心。
長時間使用するときは三脚を使うことで疲労も少なくなる。三脚取付ネジ穴 (1/4)が付いており、三脚取付がしやすい。
65㎜の対物レンズは、マルチコーティングが施され光の透過率がアップ、クリアな視界を実現している。持ち運びしやすい専用ケースも付属する。1台あれば、バードウォッチングや射撃競技など幅広く使用できるだろう。
Kenko プロフィールドガイア PFG-48A 傾斜型 主な仕様
対物レンズ径 65mm
倍率 16〜48倍
コーティング マルチコーティング
アイレリーフ 14～12mm
実視界 2.3～1.1°
1000m先の視野 40.1～19.2ｍ
ひとみ径 4.1～1.4mm
明るさ 16.8～2
最短合焦距離 6ｍ
サイズ 330×145×80mm
素材 強化プラスチック (本体)、光学ガラス (レンズ)、エラストマ (目当て部)、ナイロン600D (専用ケース)
付属品 ケース、スマホアダプター、レンズキャップ、レンズクロス
Kenko プロフィールドガイア PFG-48S 直視型 主な仕様
対物レンズ径 65mm
倍率 16〜48倍
コーティング マルチコーティング
アイレリーフ 14～12mm
実視界 2.3～1.1°
1000m先の視野 40.1～19.2ｍ
ひとみ径 4.1～1.4mm
明るさ 16.8～2
最短合焦距離 6ｍ
サイズ 330×110×80mm
素材 強化プラスチック (本体)、光学ガラス (レンズ)、エラストマ (目当て部)、ナイロン600D (専用ケース)
付属品 ケース、スマホアダプター、レンズキャップ、レンズクロス
〈文〉稲葉利二