キヤノンは、大口径超望遠レンズ「RF400mm F2.8 L IS USM」と「RF600mm F4 L IS USM」を2021年7月下旬に発売する。「EF400mm F2.8L IS III USM」「EF600mm F4L IS III USM」の高画質と機動性を継承したRFマウントの「L (Luxury)」レンズだ。
<2021.7.5> 発売日が2021年7月15日に決定。
■高画質と軽量化を両立
いずれも、2枚の蛍石レンズと1枚のスーパーUDレンズを含む13群17枚の光学設計により、高画質と大幅な軽量化を両立。大きさも抑えながら、色収差を良好に補正し、高解像・高コントラストを実現した。特殊コーティング「ASC (Air Sphere Coating)」を採用し、画質劣化の原因となるフレアやゴーストを抑制する。
■5.5段の手ブレ補正
手ブレ補正制御はRFマウントに最適化されており、「EOS R5」「EOS R」装着時には5.5段の手ブレ補正効果を発揮する。
■「EOS R3」の高速連写に対応
絞り駆動制御の最適化により、開発中の「EOS R3」との組み合わせでは、電子シャッターでのAF/AE追従で最高30コマ/秒の高速連写に対応する。動画撮影時には絞り制御を1/8段で設定可能。暗所から明所へ被写体が移動するシーンなどで、明るさの移り変わりを滑らかに表現できる。
■耐久性・信頼性
赤外線の反射率を高めた遮熱塗料を採用し、炎天下での長時間撮影でもレンズの温度上昇を低減する。マウント部、スイッチ部、フォーカスリングなどに防塵・防滴構造を採用。レンズ最前面と最後面には、油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングを施している。繰り出し部も耐久性と耐振動衝撃性に配慮した構造になっている。
RF400mm F2.8 L IS USM
「EF400mm F2.8L IS III USM」の光学系を継承してRFマウント化。カメラとレンズの一体感を向上させ、サイズもEFモデルと同等を実現した。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は1,665,000円 (税込)。
RF600mm F4 L IS USM
「EF600mm F4L IS III USM」の光学系を継承してRFマウント化。こちらも、EFモデルと同等のサイズになっている。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップ直販価格は1,810,000円 (税込)。