ニコンが、デジタル一眼レフカメラ「D6」のファームウェアVer.1.20を2021年4月15日に公開した。カスタムメニュー項目の追加などが盛り込まれている。
変更内容は以下のとおり。
ニコン D6 ファームウェア C:Ver.1.20
① カスタムメニュー f3 [カスタムボタンの機能] に [撮影機能の呼び出し (ホールド)] を追加。
ファインダー撮影時に割り当てたボタンを1回押すと、露出モードや測光モードなどの設定があらかじめ登録した内容に変更される。もう一度ボタンを押すとボタンを押す前の設定に戻る。
[撮影機能の呼び出し (ホールド)] を割り当てられるボタンは [プレビューボタン] [Fn1 ボタン] [Fn2 ボタン] [縦位置 Fn ボタン] [AF-ON ボタン] [サブセレクター中央] [縦位置 AF-ON ボタン] [動画撮影ボタン] [レンズのフォーカス作動ボタン]。
② カスタムメニュー f13 [サブセレクター中央を優先] を追加。
初期設定ではサブセレクター中央を押しながら上下左右に倒してもフォーカスポイントは移動しないが、[サブセレクター中央を優先] を [しない] に設定すると、サブセレクター中央を押しながら上下左右に倒すとフォーカスポイントが移動する。
サブセレクター中央に [AFエリアモード] を割り当てている場合は、変更後の [AFエリアモード] の状態でフォーカスポイント位置の変更が可能になる。
③ カスタムメニュー a17 [フォーカスポイント表示の設定] の項目に [フォーカスポイントの移動速度] を追加。
ファインダー撮影時に、マルチセレクターの上下左右のいずれかのキーを押し続けるか、サブセレクターを倒し続けてフォーカスポイントを移動する場合の移動速度を [標準] [速い] [より速い] から選べる。
④ 拡大再生中もレーティング情報を常に表示するように変更。再生画面設定が [画像のみ] の状態でも、拡大再生中はレーティング情報を表示する。
⑤ [AF エリアモード] がダイナミックAFのとき、低輝度環境下のコントラストが低い被写体に対する安定性を向上。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/396.html