キヤノンは、モバイルアプリケーション「Mobile File Transfer (モバイル ファイル トランスファー)」を2021年6月下旬に無償公開することを発表した。
モバイル端末を通じて FTP / FTPS / SFTPサーバーに画像を転送する、プロフォトグラファー向けのモバイルアプリケーションで、場所の制約なくデータ転送ができ、撮影後のワークフローを効率化することができるようになる。
なお次バージョン以降は、有償での提供となる。また、開発中の「EOS R3」には、有償となる次バージョン以降での対応が予定されている。
■5Gに対応
5G (第5世代移動通信システム) のモバイル端末に対応。大量の写真を、モバイル端末の5G回線を通じてFTP / FTPS / SFTPサーバーに高速でアップロードすることができる。画像の転送方法は自動・手動選択に加え、設定した条件で画像転送を行うフィルター転送にも対応する。
■情報付加機能
世界の主要な新聞社や通信社が参画するIPTC (国際新聞電気通信評議会) 策定の標準規格に基づいて、撮影者名や画像のライセンス情報といったメタデータを画像に付加することができる。また、カメラからモバイル端末へ転送した画像にアプリ上で音声メモを付加することも可能。IPTCメタデータを編集することもできる。