日本カメラ博物館で特別展「カメラとスポーツ スポーツ写真と技術の進歩」が開幕した。会期は2021年10月10日まで。
近年はオリンピックを照準の一つに合わせ、カメラメーカーが革新的な技術開発を進めてきたのはご承知の通り。ただそれ以前にもカメラとスポーツには関わりがあった。
1930年代のアメリカで使われていた「ジェームズ・フレッツォリーニ テレフォトカメラ」は5×7判一眼レフで、約914mm (36インチ) の超望遠レンズが装着されていた。報道用カメラの代名詞でもあった「スピグラ」は、アメリカ・グラフレックスの製品だ。
写真集や写真作品も展示し、カメラ技術と写真表現の変遷も楽しめる場になりそうだ。
主な展示予定品
- ジェームズ・フレッツォリーニ テレフォトカメラ
- ペースメーカー スピードグラフィック
- オリンピック A
- ニコン S3M
- キヤノン ハイスピード モータードライブカメラ
- AP リーファックス 35
- ソニー マビカ JW-C7 試作機
- 各社のフィルム・デジタル一眼レフカメラ
- ベル&ハウエル フィルモ 70DR
- フォトソニック アクションマスター 500 NHK使用品
日本カメラ博物館 特別展「カメラとスポーツ スポーツ写真と技術の進歩」
会期 2021年6月22日 (火) ~10月10日 (日)
会場 日本カメラ博物館
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル地下1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は翌日休館)、9月21日 (火) は開館
料金 一般300円、中学生以下無料
問い合わせ 日本カメラ博物館 (TEL 03-3263-7110)
〈文〉市井康延