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広角から超望遠までカバー! 高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」が2021年内に登場

タムロンは、APS-Cミラーレスカメラに対応する高倍率ズームレンズ「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」(ModelB061) の開発を2021年7月21日に発表した。ソニーEマウント用と富士フイルムXマウント用を2021年内に発売する予定だ。

18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Eマウント)
ソニーEマウント用

■開発の経緯

タムロンは、2018年にフルサイズミラーレスカメラ対応の大口径標準ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」(ソニーEマウント) を発売。そこから、ソニーEマウント用ミラーレスカメラ対応レンズのラインナップ拡充を図ってきた。それとともに、他マウントの展開を求めるユーザーからのリクエストに応えるべく開発検討を続けてきた。今回の発表は、富士フイルムXマウント用のレンズとして初めて、タムロンが得意とする高倍率ズームレンズ開発のメドが立ったことで実現したものだ。

18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Xマウント)
富士フイルムXマウント用

■ズーム比16.6倍で広角域から超望遠域をカバー

「35mm判換算で27mmの広角域から450mmの超望遠域を1本でカバーし、様々な撮影ができる高倍率ズームレンズの実現」というコンセプトを元に開発されており、APS-Cミラーレスカメラ対応ズームレンズとして世界初となる16.6倍のズーム比を達成する。

■AF駆動と光学性能

AF駆動には、静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構 VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive) を搭載。特殊硝材をバランスよく配置することで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、APS-Cミラーレスカメラに対応する高倍率ズームレンズの中でも、トップレベルの高画質を実現する。

■最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:2

広角端18mmでの最短撮影距離は0.15m、最大撮影倍率1:2を実現。高倍率ズームレンズとしては驚異的な近接撮影性能で、広角で寄れるというだけでなく、ハーフマクロ的な描写も期待できる。また、タムロン独自の手ブレ補正機構 VC (Vibration Compensation) を搭載し、超望遠域でも安定した撮影をサポートする。

■操作性

フィルター径はタムロンのミラーレス用レンズシリーズの多くと共通するφ67mmを採用する。簡易防滴・防汚コート、ズームロックスイッチ機構といった、快適な撮影をサポートする機能も充実。クラス最高レベルの高画質とコンパクトな設計で、実用性の高いレンズとして開発が進められている。

なお、今後の新型コロナウイルス感染症の影響により、発売時期の見直しや供給が遅れる可能性があるとしている。また、開発中の製品のため、仕様や外観、性能などは変更される場合がある。